内容説明
「物流・ロジスティクスが、経営戦略にとって重要な課題である」と指摘されているが、各企業では物流・ロジスティクスの改善・改革がなかなか進まない。とりわけ、日本の経済社会を支えている中堅・中小企業では、物流・ロジスティクスに問題があることは認識していても、どこから手をつけてよいか、どのように改善・改革を進めたらよいのかわからないのが、大半ではないだろうか。そこで、診断士物流研究会では、中堅・中小企業の物流・ロジスティクス面での経営改善・改革に役立つことを願って、これまで研究成果・ノウハウを実用書として提供してきた。本書は、第３作として研究会メンバーの総力を挙げて、最新の指導ケースや全国取材の中から、１３事例を紹介している。
目次
第１部 ロジスティクスの考え方に基づく改善事例（製・配・販三者の協力で構築した新「雑誌返品入帳システム」―株式会社トーハン東京ロジスティクスセンター／出版取次業；ワンストップ・サービス倉庫でＣＳを向上―木野川紙業株式会社／紙卸売業；５Ｓ物流によりコスト３割減で全国翌日納品を実現―旭松食品株式会社／食品製造業 ほか）
第２部 物流現場の改善事例（プロジェクト活動による物流コスト２０％削減―株式会社サンゴ／建築資材製造販売業；ここまでできる！「美しい倉庫」の実現―Ｃ社／電気機器組立製造業；ピッキング作業の改善で「誤納ゼロ」を実現―Ｂ社／食品卸売業）
第３部 最新の技法・方法を活用した改善事例（グループウェアを活用した効率的配送システムの構築―株式会社Ｄ工務店／建築業；ＣＳ向上と効率化を同時に達成した無線倉庫管理システム―日本ポール株式会社／フィルター製造業；荷主との共同で「輸送コスト削減」「売上げ増」を実現―高砂運輸／運輸業 ほか）
