内容説明
本書は、ドイツ(西洋)中世自治都市と都市法に関する私の6冊目の論文集である。しかし本書には、僅かではあるが近世都市史に関する論稿をも収録した。
目次
第1部 中世ケルン市制の展開(自治機関「リッヘルツェッヘ」の形成過程;都市参事会の形成 ほか)
第2部 ケルン市におけるツンフト闘争(中世後期のケルン都市経済;1396年の「同盟文書」―自治都市の民主的新憲法 ほか)
第3部 中世都市法の諸側面(中世都市ケルンの不動産法;西洋中世都市における訴訟手続の合理化 ほか)
第4部 理論的諸問題(「経済統一体」概念と「中心地システム」概念;ツンフトの本質について―研究史の現状と問題点 ほか)
第5部 近世ケルン史研究序説(近世都市ケルンの概観;近世ケルン都市経済の概観 ほか)
著者等紹介
林毅[ハヤシタケシ]
1936年生れ。東北大学法学部卒業。専修大学講師、大阪大学助教授・教授を経て、現在大阪大学名誉教授、大阪経済法科大学客員教授、早稲田大学大学院講師(非常勤)、法学博士、西洋法制史専攻
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