内容説明
百貨店の家具売場で住宅を売るという奇抜なアイデアで商才を発揮し、自らプレハブ住宅販売会社を興した多河久雄。高度成長に支えられ売上げを激増させた多河だったが、バブル崩壊と共に一気に転落への道を駆け下りていく。だが、そこへ舞い込んだのは、中国共産党からのプレハブ住宅建設の要請だった。多河は中国進出に社運を賭け、起死回生を図るのだが…。
著者等紹介
清水一行[シミズイッコウ]
1931年1月東京生まれ。早稲田大学文学部中退。週刊誌のフリーライターを経て文筆活動に入る。74年「動脈列島」で第二十八回日本推理作家協会賞受賞。企業小説で独自の世界をひらく
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