内容説明
本書では、金融機関の行職員が、取引先の決算書を読んで、収益構造や財務体質の改善のためにどのような支援をすべきか、あるいは、取引先の経営者にどのように企業再建に取り組ませるべきか、その具体的なポイントを金融検査マニュアルなどを織り込んでまとめました。
目次
第1編 決算書の仕組みはどのようになっているのか(決算書は大切、されど決算書だけがすべてではない;過去に打った手が花咲く損益計算書 ほか)
第2編 決算書を実態がわかるようにどのように組み替えるのか(粉飾を修正することが前提である;短期借入金が多い企業は破綻しやすい)
第3編 実態決算書に基づきどのように再建計画を支援するのか(実態決算書に基づいた再建計画の立て方;キャッシュが底をつけばそれは「倒産」)
第4編 実態ベースの決算書から業績改善にどう結び付けるのか(収益構造改善の着眼点;財務体質改善の着眼点)
著者等紹介
小島興一[コジマコウイチ]
税理士法人中央総研代表社員、理事長、監査法人東海会計社代表社員。公認会計士・税理士。昭和37年3月、滋賀大学経済学部卒。同年4月、ユニチカ(株)入社後、税理士試験、公認会計士二次試験合格。昭和47年5月中央青山監査法人入社、昭和49年公認会計士三次試験合格、昭和57年中央青山監査法人代表社員。昭和59年4月公認会計士小島興一事務所開業。平成3年8月監査法人東海会計社設立。平成15年1月税理士法人中央総研設立。現在、中央総研グループとして金融機関、上場会社等約2,000社の企業顧問として実務にあたるかたわら、経営セミナ-、相続税対策、法人税節税セミナーなどの講師として活躍中
桑原学[クワハラマナブ]
税理士法人中央総研執行役員、税務会計第三部部長。経営コンサルタント。昭和61年3月、関西学院大学商学部卒。同年4月、中外製薬(株)入社。平成2年9月公認会計士小島興一事務所(現;税理士法人中央総研)へ入所。現在、主に部門管理、利益計画等財務コンサルティング、各種セミナーの講師として活躍中
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