内容説明
投資信託をめぐる環境の変化、規制緩和は、投資信託業界の予想を上回る速さで進行している。そうした変化に対応し金融資産運用の中核商品として投資信託を定着させていくためには、投資信託ビジネスに携わる者が投資信託の本質を良く理解し、実務に関する十分な知識と技能をそなえて投資家に接していくことが求められよう。本書はそうした観点から、わが国の投資信託の法的構造や適用される法規から、様々な投信商品の内容、運用対象、ポートフォリオ理論と運用への適用、販売ルール、販売・解約時の実務、税制に至るまで、4名の執筆者が分担して、詳細な解説を試みた。
目次
1 制度・仕組み
2 投資信託に関する諸法規
3 商品知識
4 投資信託の投資対象
5 経済・金融と投資信託
6 運用の理論と実際
7 販売業務
8 販売実務
9 税制
著者等紹介
田村威[タムラタケシ]
モーニングスター・アセット・マネジメント(株)代表取締役社長。1958年早稲田大学政治経済学部卒業、野村証券(株)(投資信託部)入社。1960年野村証券投資信託委託会社に移り、1988年同取締役。1992年日本投資信託制度研究所社長。2001年3月モーニングスター(株)取締役を経て現在に至る
杉田浩治[スギタコウジ]
投資信託協会参事。1961年前橋商高卒業、野村証券投資信託委任(株)入社。企画部長、NY駐在員事務所長、広報室長などを経て、1995年より日本投資信託制度研究所(現野村アセット投信研究所)へ出向、同所取締役、ジェネラルマネージャーを経て、現在に至る
林皓二[ハヤシコウジ]
(株)野村アセット投信研究所参事。1970年北海道大学経済学部卒業、(株)野村総合研究所入社。企業調査部長、大阪調査部長。1994年野村証券投資信託委託(株)取締役調査本部長。1997年日本投資信託制度研究所常務取締役同常務執行役員を経て現在に至る
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