内容説明
本書は、実務家による実務家向けの書である。これまでは、大学教授や法律家がコンプライアンスについて発言し、筆をとることが多く、ビジネス界からの発言、執筆はほとんど見られなかった。現実のビジネスに揉まれた人間が考え、まとめた倫理コンプライアンス書である。
目次
第1章 倫理コンプライアンスを欠いて企業は存立できるか(多発する企業不祥事;隠せない・広まる・淘汰される ほか)
第2章 不祥事防止のための仕組み作りと実践(現状の自己評価:リスクの洗い出し;トップのリーダーシップ ほか)
第3章 社会的責任と企業統治(社会的責任;企業統治)
第4章 国際化の経営倫理(国際社会の自主的グローバル・スタンダード;海外展開の経営倫理 ほか)
第5章 事例の検証から何を得るか(東京電力;日本ハム)
著者等紹介
菱山隆二[ヒシヤマタカジ]
企業行動研究センター所長。明治大学経営学部講師(非常勤)、経営倫理実践研究センター講師、日本経営倫理学会企業行動研究部会幹事、GRI日本フォーラム理事、(株)インテグレックス・アドバイザリーボード委員長、(株)イーキューブネット・ドットコム監査役。ICU卒業後、三菱石油(株)入社。石油・石化製品の営業、原油開発、人事、広報、海外駐在を経て、米国三菱石油(株)社長、三菱石油開発(株)代表取締役専務、三菱石油(株)顧問等歴任。その後、米国のベントレー大学経営倫理センターにて、特別客員研究員として、経営倫理、企業行動論を研究。米国・企業倫理担当役員協会(Ethics Officer Association)のメンバーとして米国の経営倫理の実態にも触れる。帰国後、日本における経営倫理の確立を願って「企業行動研究センター」を設立、コンサルタント活動を行っている。2001年は世界銀行の「外国公務員贈賄防止に関する企業実態調査プロジェクト」に、2002年は、日本規格協会/経済産業省の「ISO企業社会責任規格・作業部会」に、メンバーとして参加
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