内容説明
融資取引については近時いろいろな面で変化がみられ、とくに銀行と顧客との関係が従来のように銀行が主、顧客が従といった関係が見直され、むしろ顧客主導の感があります。具体的にも銀行取引約定書をはじめとする融資約定書の改正、銀行法への「顧客に対する情報提供義務」の明定、貸手責任や説明義務をめぐる議論の積極化等数えあげればきりがありません。本書は、上記のような時代の変化と取り入れる趣旨から、極力、新しいテーマをとりあげ、一問一答形式で編成しました。
目次
1 融資取引の開始
2 各種の融資取引
3 融資実行後の管理
4 担保の設定と管理
5 保証契約と管理
6 融資金の回収