内容説明
三方ヶ原で織田・徳川軍を破った武田信玄は、翌年に尾張へと突入した。その先鋒が那古野城に迫った時、突如、織田信長は降伏を申し出て武田家の軍門に降り、信長は信玄の命に従って働くこととなった。試練の時を過ごした信長は、3年後の天正3年(1575年)に尾張で蜂起し、尾張と美濃を取り戻す…。臥薪嘗胆の時期を終えた織田家の前に立ちふさがるのは、東と西に分かれた武田家。信長は近江を押さえる西の武田勢への攻撃を決断する。しかし、京を出て駿府に引きこもった信玄は、なぜか沈黙を続けるのだった…。
著者等紹介
中岡潤一郎[ナカオカジュンイチロウ]
昭和43年生まれ、東京都出身。獨協大学にて経済学研究科修士課程を修了後、テクニカルライターを経て作家デビュー。架空戦記や時代小説を中心に活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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