内容説明
ハル・ノートを突きつけて、開戦か全面的な権益放棄かを迫るアメリカに対し、日本はハル・ノートを受諾。対米戦敗北と属国化を免れた。日本はしばし平和な時を過ごすが、ソ連は太平洋への進出を目論み、宗谷海峡で一触即発の危機を迎える。さらに日ソの接近を警戒するイギリスは、トラック環礁で戦艦大和以下の連合艦隊に対して投降と艦隊の接収を迫る。要求に従わない連合艦隊に英艦隊は砲撃を開始するが、旗艦に甚大な被害を受けた英艦隊は退却し、危機は去った。1943年8月、アメリカとソ連がついに開戦。複雑にうねる世界情勢は日本を翻弄し、大いなる決断を迫る…。
著者等紹介
遙士伸[ハルカシノブ]
1969年仙台市生まれ、東北大学卒業。「IF」の大戦をリアリティー重視で再構築し、あくまで実現可能な設定を考慮しつつ、登場人物の個性やドラマ性を重視した作風にファンは多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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