内容説明
昭和１７年６月２０日、第一機動艦隊司令長官山口多聞は、旗艦大和の艦橋で光機動部隊の攻撃を受けた空母龍驤撃沈の報を聞く。動揺する部隊を抑え、山口は当初の計画通り敵の前線補給基地エスピリツ・サント島を目指し南下を指示、翌々日には島への奇襲に成功した。「米機動部隊と雌雄を決する」決意を固めた山口は、ニューカレドニア方面から北上する敵を求めて東ソロモン海に向かう。敵に先に発見されるが、攻撃をしのいだ第一機動艦隊から１０８機の大編隊が出撃。迎撃隊を撃退し、敵空母サラトガに命中弾を与える…。
著者等紹介
和泉祐司［イズミユウシ］
１９４４年生まれ。東京理科大学卒業。コンピュータ会社で基本ソフトウェア、教育システムの開発に携わる一方で、長年、戦争に関する書籍を読み漁る。膨大な資料を研究した末に見出した「日本必勝への途」をシミュレートした結果、『真・連合艦隊大海戦〈２〉山口多聞の決意』が生まれた。現在は執筆活動に専念し、読者の支持を得るため再び資料と格闘する日々を送っている
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