内容説明
現在の「人工知能」が主として人間の論理的思考を扱っているのに対し、本書では、脳・神経回路の働きを工学的にモデル化することで「知能」を実現する方法を紹介する。内容は、「連想記憶モデル」、「物体を追跡する視覚系モデル」、「概念形成モデル」、「運動パターン学習モデル」など。各モデルのBASICプログラム(PC‐9801シリーズ対応)を実行することで、生体情報システムの柔軟さを経験することができるだろう。
目次
第1章 人工知能と脳のモデル
第2章 アソシアトロン
第3章 ランダムドット・ステレオグラム
第4章 動く物体の追跡と認識
第5章 パーセプトロンと概念の形成
第6章 迷路
第7章 鉄棒ロボット
第8章 チューリング・マシン