出版社内容情報
アメリカでブラックボーイを
育てることの絶えざる恐怖――
父から息子への手紙
タナハシ・コーツ『世界と僕のあいだに』
そして今
母から息子たちへの手紙
イマニ・ペリー『ブリーズ 息子たちへの手紙』
息ができない(I can't breathe.)という絶望的な恐怖は一本の鎖として、
奴隷船の船倉からアスベストの舞う廊下へ、漆黒の炭鉱へ、
そして締め付ける警官の腕へと私たちをつないでいる。 ―「Ⅱ 飛翔」から。
【目次】
Ⅰ 恐 怖
Ⅱ 飛 翔
Ⅲ 運 命
あとがき
謝辞
ペーパーバック版への序文
訳者解説(萩埜亮)
訳者あとがき(池田年穂)
随感 タナハシ・コーツとイマニ・ペリー(池田年穂)
訳者らによる人名リスト
原註
内容説明
アメリカでブラックボーイを育てることの絶えざる恐怖―。
目次
1 恐怖
2 飛翔
3 運命
著者等紹介
ペリー,イマニ[ペリー,イマニ] [Perry,Imani]
1972年アメリカ合衆国アラバマ州バーミングハム生まれ。本書執筆時はプリンストン大学アフリカ系アメリカ研究教授。現在はハーバード大学の女性・ジェンダー・セクシュアリティ研究教授とアフリカ・アフリカ系アメリカ研究教授を兼任。South to America:A Journey Below the Mason‐Dixon to Understand the Soul of a Nation,2022がニューヨーク・タイムズ・ベストセラーとなり、全米図書賞ノンフィクション部門を受賞。2023年にはマッカーサー・フェローに選出された。PEN/ジャクリーン・ボグラッド・ウェルド伝記賞を受賞したLooking for Lorraine: The Radiant and Radical Life of Lorraine Hansberry,2018、など
池田年穂[イケダトシホ]
1950年横浜市生まれ。慶應義塾大学名誉教授。移民史、移民文学。タナハシ・コーツ(『世界と僕のあいだに』2017年ほか)、ティモシー・スナイダー(『自由なき世界』2020年、『暴政』2017年、『赤い大公』2014年ほか)らのわが国への紹介者
萩埜亮[ハギノリョウ]
東京都生まれ。沖縄国際大学専任講師。ニューヨーク州立大学ストーニーブルック校博士課程修了(Ph.D.in English)。専門はアメリカ文学・文化、批判的即興研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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