出版社内容情報
・アフリカ大陸東南の国ジンバブウェでのフィールドワークの成果をまとめた論文集。
・1990 年代後半~2010 年代後半までの政治と社会の移り変わりを分析する。
著者が1990 年代後半~ 2010 年代後半にかけて行ったフィールドワークをもとに、アフリカ大陸東南にあるジンバブウェの政治と社会について、国家の政治体制や都市と農村の実態に焦点を当てて分析を行う。
【目次】
序論
第1章 ZANU-PF と政治体制の変貌
はじめに
1「 革命政党」としての ZANU-PF と有権者の忠誠心
2「 民主主義体制」から「選挙権威主義体制」へ
おわりに
第2章 クレプトクラシーの政治── 2000 ~ 2008 年定
はじめに
1「 クレプトクラシー」国家の歴史的背景
2 クレプトクラシー国家の誕生
3 クレプトクラシー体制と「正当な物理的暴力装置」
おわりに
第3章 社会と国家に翻弄される官僚制
はじめに
1 近代国家と官僚制
2 現代国家のしくみと官僚制の機能
3 アフリカ国家における官僚制
4 ゲマインシャフトとゲゼルシャフトそして官僚制──ジンバブウェのケース
おわりに
第4章 ハラレの人々と政治
はじめに
1 都市の人々と権力
2 ハラレに暮らす人々
3 ESAP と社会的騒乱
4 ハラレ市民の政治的「異議申し立て」
おわりに
第5章 チウェシェ共同体地域における二重の制度
はじめに
1 国家と社会の捉え方
2 共同体地域における二重の制度
3 チスヴィ村における二重の制度
おわりに
第6章 チスヴィ村における共同牧草地の悲劇と「フロンティア」の出現
はじめに
1 コモンズとは何か──共有資源の定義──
2 コモンズの分類
3 コモンズの悲劇とコモンズの管理・運営
4 チスヴィ村のコモンズの悲劇
おわりに
第7章 「暴君」と呼ばれた世界最高齢の大統領ムガベの退場
はじめに
1 ムガベ・ムゼンダのコンビによる党運営
2 派閥政治の帰結、そしてムガベの退場
内容説明
フィールドワークをもとに、ジンバブウェの政治と社会について、国家の政治体制、そして都市と農村に焦点を当てて分析する。
目次
第1章 ZANU‐PFと政治体制の変貌
第2章 クレプトクラシーの政治―2000~2008年
第3章 社会と国家に翻弄される官僚制
第4章 ハラレの人々と政治
第5章 チウェシェ共同体地域における二重の制度
第6章 チスヴィ村における共同牧草地の悲劇と「フロンティア」の出現
第7章 「暴君」と呼ばれた世界最高齢の大統領ムガベの退場
著者等紹介
井上一明[イノウエカズアキ]
慶應義塾大学名誉教授、法学博士。1952年生まれ。1980年、慶應義塾大学大学院法学研究科政治学専攻後期博士課程単位取得退学。慶應義塾大学法学部助教授を経て、1999年同大学法学部教授。専攻は現代アフリカ政治論、アフリカ現代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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