出版社内容情報
・重症心身障害児の学びや生活の前提となる実態把握に向けた実践書。
・障害が厳しい子どもの「覚醒」「注意の芽生え」等を手がかりに、子どもにとっての「外界とのつながり」を評価する。
・本書のために作成した「受止め・対応リスト」と「評価シート」をダウンロードして利用可能。
表出や表現が微弱な重症心身障害児の「実態把握」に向けて、具体的方法を解説する実践ガイド。著者が提唱する「受止め・対応リスト」と「評価シート」を用いたアプローチで、一人ひとりに適した学びや生活を実現するための指針を提示する。特別支援教育関係者必携の一冊。
内容説明
人との「つながり」の基礎となる力を段階的に把握!乳児にとっての「覚醒」「注意の芽生え」等を手がかりに、障害が厳しい子どもにとっての「外界とのつながり」を評価します。そのために活用するチェックリストやシートを紹介し、実践事例を踏まえて説明します。「Sスケール」を補い、さらに活用するための必読書。
目次
第1章 重症心身障害と発達の状況
第2章 「Sスケール」と「学習到達度チェックリスト」の概要―身につけたい力と発達段階の意義
第3章 学びの状況を捉える初期発達の理解
第4章 体験世界を推測する「卵モデル」と子ども理解
第5章 「受止め・対応リスト」とは
第6章 「受止め・対応リスト」による実態把握
第7章 「受止め・対応の評価シート」とその使い方
第8章 「受止め・対応リスト」とその「評価シート」の活用事例
著者等紹介
徳永豊[トクナガユタカ]
福岡大学人文学部教育・臨床心理学科教授。専門は特別支援教育、発達臨床。1960年佐賀県生まれ。九州大学大学院教育学研究科博士課程退学。国立特別支援教育総合研究所企画部総括研究員などを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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