出版社内容情報
神など信仰の対象になる、目に見えない存在は、信者にとっていかにして「リアル」になるのか。そのメカニズムを福音派をはじめとする宗派へのフィールドワークをもとに文化人類学的に考察する。
内容説明
「推し」は虚構でなくリアルである。目に見えない存在をめぐる人類学。
目次
第1章 信仰の枠組み
第2章 パラコズム(空想の世界)を作る
第3章 才能とトレーニング
第4章 どのように心が問題なのか
第5章 神々と霊の反応に関する五つの証拠
第6章 祈りが効く理由
第7章 応答する神
著者等紹介
ラーマン,ターニャ M.[ラーマン,ターニャ M.] [M.Luhrmann,Tanya]
スタンフォード大学人類学部教授。シカゴ大学MA、ハーヴァード大学Ph.D.取得。心理人類学、医療人類学、科学研究。24年3月に本書によってSchool for Advanced Research Awards the 2024 J.I.Staley Prizeを受賞
柳澤田実[ヤナギサワタミ]
関西学院大学神学部准教授。1973年ニューヨーク生まれ。東京大学総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。専門は哲学・宗教学。東京大学21世紀COE研究員、南山大学人文学部准教授を経て、現職。宗教などの文化的背景とマインドセットとの関係を中心に研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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