出版社内容情報
現代日本行政における信頼、環境、ガバナンスの三つの重要問題について、政府ではなく市民の視点からさまざまなレベルで比較のなかに位置づけ、定量的手法も加えて分析する。
・大山教授による現代日本行政研究の集大成。
・「信頼」「環境」「ガバナンス」をキーワードに、市民の視点から現代日本行政を分析する。
現代日本行政における諸問題について、「信頼」「環境」「ガバナンス」の3つのテーマに分け、それぞれ市民の視点から諸外国のデータと比較しつつ定量的に分析を行う。
内容説明
現代日本行政における信頼、環境、ガバナンスの三つの重要問題について、政府ではなく市民の視点からさまざまなレベルで比較のなかに位置づけ、定量的手法も加えて分析する。
目次
第1部 信頼(信頼とガバナンスはなぜ必要か―政府と市民の視点から;行政信頼の政府側と市民側の要因―世界価値観調査2005年のデータを中心に;NPMとポストNPMの行政信頼に対する効果―国際比較の視点から ほか)
第2部 環境(ガバナンスを改善すると環境もよくなるのか;社会‐生態システム論におけるガバナンスの概念―IPBES・オストロムと公共ガバナンス論;IPBESと生物多様性保全政策―重層的ガバナンスの視点から)
第3部 ガバナンス(日本における公共サービスガバナンス―NPOは代理人かパートナーか?;規制改革は市民を幸福にしたのか?;なぜ福島第一1‐4号機が過酷事故に至ったのか―事故調の報告書を中心に)
著者等紹介
大山耕輔[オオヤマコウスケ]
慶應義塾大学名誉教授。1958年生まれ。1980年慶應義塾大学法学部政治学科卒業、1985年同大学院法学研究科博士課程単位取得退学。博士(法学)。1986年東京大学社会科学研究所助手、1988年筑波大学社会科学系講師、1991年同助教授、1999年慶應義塾大学法学部助教授、2001年同教授。2023年慶應義塾大学名誉教授。この間、米国MITと英国LSEに留学。日本学術会議会員(第24・25期)。専攻は行政学、政策研究、ガバナンス論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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