グローバルインフレーションの深層

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グローバルインフレーションの深層

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  • サイズ 46判/ページ数 336p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784766429343
  • NDC分類 337.9
  • Cコード C3033

出版社内容情報

「大いなる過熱」の後に何が起きるか

コロナ禍を機に急激なインフレが世界を襲った。第一の原因は、先進各国の大規模な財政政策だ。第二の原因は、インフレを一時的と誤認し、サプライチェーンの寸断など供給ショックに怯えた中央銀行が利上げに出遅れたことだ。今や米国の高金利が誘発する超円安は、供給能力の低くなった日本のインフレを助長し、同時に財政インフレリスクも忍び寄る。局面打開に何が必要か。著名エコノミストが理論・歴史・政治・国際的視点から金融経済の行方を読み解く得心の一書!


・長い間、ゼロインフレと経済停滞に苦しんできた日本でも、この一、二年は、いきなり3~4%の物価上昇が見られた。この世界的な高インフレ状況(グローバルインフレーション)と、それが日本の経済社会に及ぼすさまざまな影響、そして国際通貨としての「円」の賞味期限について、詳しく、しかしわかりやすく論じた、モヤモヤ感を解消できる納得の一冊。

・グローバルインフレと、グローバルな視点から見た日本のインフレへの影響が本書の縦糸だとすると、横糸として、それぞれの問題に関し歴史的・政治的・文化的な視点を交えた分析を盛り込んでいる。

・今後、仮にインフレが長引き、急激な利上げが必要になった時には、四半世紀もゼロ金利が続いてきたわが国では、欧米以上に金融経済への衝撃は大きいはずだ物価高に利上げが追いつかなければ、超円安が進む恐れもある。今後どのようなリスクが想定されるか、それを回避する手立てはあるのか、といった事柄に対しても有益な示唆を与えてくれる。

内容説明

「大いなる過熱」の後に何が起きるか。コロナ禍を機に急激なインフレが世界を襲った。第一の原因は、先進各国の大規模な財政政策だ。第二の原因は、インフレを一時的と誤認し、サプライチェーンの寸断など供給ショックに怯えた中央銀行が利上げに出遅れたことだ。今や米国の高金利が誘発する超円安は、供給能力の低くなった日本のインフレを助長し、同時に財政インフレリスクも忍び寄る。局面打開に何が必要か。著名エコノミストが理論・歴史・政治・国際的視点から金融経済の行方を読み解く得心の一書!

目次

第1章 1ドル150円台の超円安が繰り返すのか(超円安時代の到来;長期実質円安の実相)
第2章 グローバルインフレの真因(繰り返すショックと中央銀行の誤算;システマティック・エラーの中で沈む中央銀行の信認)
第3章 グローバルインフレは財政インフレなのか(しつこく高いインフレは、いつでもどこでも財政的現象;1980年代初頭のグレートインフレーション終息のもう一つの理由)
第4章 構造インフレ論、中国日本化論、強欲インフレ論(米中新冷戦と構造インフレ論;中国が直面する日本化(ジャパニフィケーション)問題
補論 強欲インフレの意外な真実)
第5章 日本がアルゼンチンタンゴを踊る日(少子化対策と財源問題;国際通貨「円」を保有する日本の公的債務の持続可能性)

著者等紹介

河野龍太郎[コウノリュウタロウ]
1964年愛媛県生まれ。87年、横浜国立大学経済学部卒業、住友銀行(現・三井住友銀行)入行。89年、大和投資顧問(現・三井住友DSアセットマネジメント)へ移籍。97年、第一生命経済研究所へ移籍、上席主任研究員。2000年、BNPパリバ証券に移籍。現在、経済調査本部長、チーフエコノミスト。財務省財政制度等審議会、東日本大震災復興構想会議検討部会、資源エネルギー庁総合資源エネルギー調査会基本問題委員会、経済産業省産業構造審議会新産業構造部会、内閣府行政刷新会議ワーキンググループなど多くの審議会で委員を務める。日経ヴェリタスのエコノミスト人気調査で2023年までに10回、首位に選ばれる。2023年7月より東京大学先端科学技術研究センター客員上級研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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石油監査人

29
著者は、BNPパリバ証券チーフエコノミスト。この本では、2020年以降、世界的にインフレが高進した原因について、海外の有力な経済論文を紹介しながら解説しています。また、少子化問題や国際通貨としての円の賞味期限など日本経済に固有の問題についても見解を述べています。インフレついては、他のエコノミストの意見と大きな差は無いと感じましたが、日本経済の問題については著者独自の視点が多く、例えば、少子化対策が少子化をさらに促進してしまうパラドックスなどは、現政権の政策担当者が参考にするべき内容だと感じました。2024/08/23

ほじゅどー

11
★★★★金融の世界では専門家こそが間違うというのが欧米の教訓。コロナ禍で米国トランプ大統領はGDP10%規模の財政政策を発動。ワクチンで欧米経済は急回復しインフレが始まったがバイデンもGDP10%追加財政で活況を呈する米国経済はオーバーヒート。日本は非正規雇用増で人件費カット。生産性は低いまま。低収入で将来不安。消費は滞る。工場海外移転で企業は大幅コストカット。国内は産業の空洞化が進んだ。かつて先進国から新興国へ転落したアルゼンチンのように、日本がアルゼンチンタンゴを踊る日が来ないことを望む。2024/06/08

kaz

3
面白そうなところを飛ばし読み。こういう本でも賞味期限はせいぜい1年という印象。「おわりに」で過去の職場から引き抜いた人への感謝の言葉が記載されているのも、印象に残った。図書館の内容紹介は『米国の高金利が誘発する超円安は、日本のインフレを助長し、同時に財政インフレリスクも忍び寄る。局面打開に何が必要か。著名エコノミストが理論・歴史・政治・国際的視点から金融経済の行方を読み解く』。 2024/11/04

chiro

2
長らくデフレが続いた我が国もようやくインフレ基調になってきたが、グローバルな視点からこの状況を見た時に懸念される問題点が幾つか指摘されており、それはこの時点ではまだ確定していなかったアメリカの大統領がトランプになった事で問題が現実化しつつある。インフレ下で財政規律を求める政策はポピュリスティクには難しいと思うがどうなるのか。2025/03/09

Kooya

2
足もとの世界的なインフレの要因を分析し、人口動態が与える影響や日本経済の見通しについても論じた本。サプライチェーンの寸断や資源高といった供給制約がインフレの原因だと見做す見方が多い中、筆者はコロナ対応の過大な財政政策(=需要側の要因)がインフレの原因だと指摘している。(コメント欄へ続く)2024/05/11

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