出版社内容情報
MITタスクフォースの大規模調査が教える「未来の働き方」
テクノロジーの進歩と労働の現状を踏まえて近未来を予測する
マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究者チームによる「未来の仕事」プロジェクトが、テクノロジーと労働の行く末を精査する。AIなどの技術進歩の影響と労働者の環境の問題や改革、イノベーションのための政策を提案する。
内容説明
MITタスクフォースの大規模調査が教える「未来の働き方」。テクノロジーの進歩と労働の現状を踏まえて近未来を予測する。
目次
第1部(イントロダクション;労働市場と経済成長;テクノロジーとイノベーション)
第2部(「よい仕事」のための教育と訓練;雇用の質をどう改善するか;イノベーションを生む制度;結論と政策提言)
著者等紹介
オーター,デヴィッド[オーター,デヴィッド] [Autor,David]
MITフォード財団経済学教授。専門の労働経済学を中心に幅広い分野で論文を発表している
ミンデル,デヴィッド A.[ミンデル,デヴィッドA.] [A.Mindell,David]
MIT航空・宇宙工学教授。ヒューマティックス社創業者兼取締役会長
レイノルズ,エリザベス・B.[レイノルズ,エリザベスB.] [B.Reynolds,Elisabeth]
MIT産業生産性センター前事務局長。大統領経済諮問会議メンバー
月谷真紀[ツキタニマキ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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鬼山とんぼ
3
社会人時代まで主に製造業の経営を調べていた。モノ作りの世界では作業が多様で細分化されており、本書のテーマであるAIの導入はそう簡単には進まないと痛感している。トップクラスの企業は各種の専用機械の進化と作業員のマルチタスク化で乗り切っているのが現状だ。転職が普通の米国と、そうでない日欧では採用や職業訓練に対する企業の姿勢は大きく異なっており、米国では自腹で高い学費を払って大学や大学院で学ぶ必要がある。州と地元の職業訓練校、企業が協力して人材育成に取り組む話は参考になった。しかし中高年のリスキリングは難問だ。2023/11/20