仕事から見た「2020年」―結局、働き方は変わらなかったのか?

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仕事から見た「2020年」―結局、働き方は変わらなかったのか?

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  • サイズ 46判/ページ数 262p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784766428063
  • NDC分類 366.21
  • Cコード C0033

出版社内容情報

◆ データによる「歴史証言」 ◆



テレワーク、おうち時間、仕事満足度など、地球規模で席巻したコロナ・パンデミックは人々の暮らしと働き方に大きな影響を与えた。この変化は一時的なものか、それとも旧弊を払拭する転機となったのか。

リクルートワークス研究所が実施した全国就業実態パネル調査と臨時追跡調査のデータを用いて同一個人の働き方の変容などを多角的に分析し、わが国の労働市場にはどんな構造変化が起きたのかを検証する貴重な「歴史証言」書。



▼コロナショックによる働き方の変化は、社会と働き手にどんな影響をもたらしたのか。

▼「2020年に起こったこと」を正しく理解するための画期的な一書。



・ リクルートワークス研究所が2016年より継続して行ってきた、約5万人

  を対象とする、生活や働き方に関する貴重な大規模パネル調査をもと

  に、日本史のなかでも一つの分岐点になるであろう「2020年」がどうい

  う年であったのかを、仕事の観点から詳らかにしていく。

・ このパネル調査は現在も継続中であり、感染拡大する前後における同一

  個人の働き方の変化を明らかにできる、唯一無二の統計情報となってい

  る。近視眼的な読み解きではなく、「歴史証言」として長く読まれるこ

  とを想定し編まれた稀有な作品。

     

「2020年」を読み解く具体的なポイントの一部

* 感染拡大の緊急事態に適応できたのは、感染拡大前にどのような環境に

  あった人なのか。

* 緊急事態後のみならず、持続的に働き方を変えたのはどんな環境下の人

  たちなのか。

* 感染拡大によってもまったく働き方が変わらなかったのはどんな環境下

  の人たちなのか。

* 休業手当は就業継続につながったのか。

* 休業は在職者の満足度や収入にどのような影響を及ぼしたのか。

* 感染拡大の影響は都会と田舎で異なるのか。

* テレワークによって満足度や生産性を高めたのはどのような環境下の人

  たちなのか。

* 感染拡大は子どもを持つ就業者の仕事と家事・育児にどのような影響を

  及ぼしたのか。

内容説明

テレワーク、おうち時間、仕事満足度など、地球規模で席巻したコロナ・パンデミックは人々の暮らしと働き方に大きな影響を与えた。この変化は一時的なものか、それとも旧弊を払拭する転機となったのか。リクルートワークス研究所が実施した全国就業実態パネル調査と臨時追跡調査のデータを用いて同一個人の働き方の変容などを多角的に分析し、わが国の労働市場にはどんな構造変化が起きたのかを検証する貴重な「歴史証言」書。

目次

調査の概要と各章共通で使用する図表
働き方の柔軟性と新たな格差
雇用の二極化を検証する
都会の仕事、田舎の仕事―感染による地域間格差への影響
感染拡大と「働きがい」の変化と格差―ワーク・エンゲージメントの視点
感染拡大が引き起こした企業規模間格差―「規模」から浮かび上がる格差の実態
キャリアを通した階層移動の機会
テレワークへの移行と定着、そして効果
テレワークの普及に必要となる労働者代表―孤立を防ぐための集団交渉
休業が在職者にもたらした帰結とは―収入・満足度等への影響
休業手当は就業継続につながったのか―手当支給の影響と効果
子どもを持つ就業者のワーク・ライフ・バランスは変化したのか
社会人にとって「学び」の持つ意味とは―2020年は学習を変えたのか
総括―結局、何が変わり、何が変わらなかったのか?

著者等紹介

玄田有史[ゲンダユウジ]
東京大学社会科学研究所教授。1964年生まれ。88年、東京大学経済学部卒業。ハーバード大、オックスフォード大各客員研究員、学習院大学教授等を経て現職。博士(経済学)。主著『仕事のなかの曖昧な不安』(中央公論新社、2001年、日経・経済図書文化賞、サントリー学芸賞)『ジョブ・クリエイション』(日本経済新聞社、2004年、エコノミスト賞、労働関係図書優秀賞)『危機と雇用』(岩波書店、2015年、冲永賞)ほか多数

萩原牧子[ハギハラマキコ]
リクルートワークス研究所調査設計・解析センター長。1975年生まれ。大阪大学大学院国際公共政策研究科博士後期課程修了。博士(国際公共政策)。2006年より現職。調査設計と解析を担当し、2016年「全国就業実態パネル調査」を立ち上げる。厚生労働省「柔軟な働き方に関する検討会」委員(2017)、厚生労働省「これからのテレワークでの働き方に関する検討会」委員(2020)などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おせきはん

26
コロナによる働き方や雇用への影響は、業種や職種、地域によってまちまちで、単純ではないことを確認できました。私自身は、今もテレワーク中心です。ストレスは出勤しているときより少ないものの、仕事のオンとオフの境目が良くも悪くも曖昧になっています。2022/08/31

Mc6ρ助

12
『テレワークを導入後に、仕事が円滑に運べるかどうかは、感染拡大後に労働者代表が存在することが、カギを握っている。 ・・労働者組織が存在していると、生産性が向上した割合と仕事満足の高い割合は、・・存在しなかった場合に比べて、ともに高い。・・感染拡大前に労働者代表がなかったとしても、感染拡大後にできた場合、生産性向上や仕事満足の割合は高くなっている。 (p164)』政権与党にすり寄る連合でも無いよりまし、ではない、ポストコロナの新資本主義に対応する道はあるのか?コロナの影響がはっきりするのはもう少し先。2022/06/30

izw

7
昨年末に読み終わらず、2023年の1冊目となった。2016年から5万人の同一個人の就業実態をお毎年追跡調査している「全国就業実態パネル調査(JPSED)」と2020年6月と2021年3月に実施した臨時調査のデータを分析して、コロナ禍の就業実態への影響について探求結果をまとめている。テレワークへの移行が進んだことは認められるが、一部の業種・業務に限られている。集合研修が減り学習時間が少なくなったが自主的学習は一部、企業格差は拡大気味などの知見が得られたが、全体的には大きな影響・変化はないという結論か。2023/01/03

inaryoXD11

1
JPSED(全国就業実態パネル調査)という、追跡的な定期的なアンケート調査結果をもとに、コロナ前(2019年12月)、非常事態宣言中(2020年4-5月)、非常事態宣言解除後(2020年12月)の調査結果をもとに、コロナでどのように働き方が変わったのか、変わらなかったかを考察。まだまだwithコロナの状態の中で、この先の調査に期待したいところ。個人的にはワークエンゲージメントの概念に興味を持って読んでみたので、期待どおりの内容ではなかった。そのおかげか、読むのにだいぶん時間がかかってしまった。2022/11/20

Go Extreme

1
働き方の柔軟性と新たな格差 雇用の二極化を検証する 都会の仕事、田舎の仕事―感染による影響 感染拡大と働きがいの変化と格差―ワーク・エンゲージメント 感染拡大が引き起こした企業規模間格差 キャリアを通した階層移動の機会 テレワークへの移行と定着、そして効果 テレワークの普及に必要となる労働者代表 休業が在職者にもたらした帰結とは 休業手当は就業継続につながったのか 子どもを持つ就業者のワーク・ライフ・バランスは変化したのか 社会人にとって学びの持つ意味とは 総括―結局、何が変わり、何が変わらなかったのか?2022/04/23

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