出版社内容情報
ラーメン、チャジャン麺、フォー、パッタイ、海南チキンライス、チャプスイ……
まるで、歴史のフードコート!
▼世界に広がり、人々に愛され「国民食」へと変貌をとげた「中国料理」。
国家建設とナショナリズムに注目しながら、アジアからアメリカ、ヨーロッパを縦横無尽に旅して、中国料理と中国系料理の巨大で口福な歴史を味わいなおす。
▼登場する料理の一部
北京ダック、満漢全席、小籠包、フカヒレ煮込み、タピオカミルクティー、左宗棠鶏、牛肉麺、マントウ、パッタイ、フォー、バクテー、広東麺、ニョニャ料理、チャプチェ、チャジャン麺、チャンポン、チャプスイ、パンダエクスプレス、卓袱料理、ラーメン、餃子、天津飯、沖縄そば、中華おせち
内容説明
世界無形文化遺産への登録を目指す中国料理。北京ダックは、中華人民共和国成立後に中国を代表する料理となった。中国の料理をルーツとするラーメン、チャジャン麺、フォー、パッタイ、海南チキンライス、チャプスイが、20世紀に日本・韓国・ベトナム・タイ・シンガポール・アメリカの国民食になった。俗説を退けて史実を究明し、ナショナリズムの視点からアジア料理の形成と伝播の新たな歴史像を示す。
目次
中国料理から見える世界史
第1部 中国料理の形成―美食の政治史
第2部 アジアのナショナリズムと中国料理
第3部 米欧の人種主義とアジア人の中国料理
第4部 日本食と中国料理の境界―世界史のなかの日本の中国料理
国民国家が枠づける料理のカテゴリー
著者等紹介
岩間一弘[イワマカズヒロ]
1972年生まれ。慶應義塾大学文学部教授。専門は東アジア近現代史、食の文化交流史、中国都市史。2003年東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。千葉商科大学教授などを経て2015年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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