内容説明
曾我兄弟は、歌舞伎などの大衆演劇のヒーローに姿を変えた。あまつさえ、修身の教科書にのる孝行息子にもされた。しかし、兄弟には頼朝の命を狙う動機があった。兄弟の祖父、伊東祐親は頼朝の愛児を殺した。祐親はその報復を受けて、頼朝に殺されていた。八百年もの歴史に隠された「曾我物語」のせつなすぎる真実。
著者等紹介
高橋直樹[タカハシナオキ]
1960年、東京都出身。「尼子悲話」(『闇の松明』に収録)でオール讀物新人賞を受賞。『鎌倉擾乱』で中山義秀文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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