内容説明
法廷通訳。外国人が被疑者となる場合、司法通訳は必須の存在であるが、その仕事の実情はほとんど知られていない。しかし「誤訳」は人に刑罰を科する手続きにおいて正しく言葉が伝達されない深刻な状況をもたらす。その背景には何らの資格試験や法律も整備されていないという意外な現状が存在している。司法通訳に求められるものは何なのか。我が国の本質的な問題としてその根底にあるものは何か。本書はトップクラスの司法通訳人である著者からのプロフェッショナリズムに満ちたメッセージである。
目次
1 司法通訳とはどのような仕事か
2 プロフェッションとしての司法通訳
3 来日外国人犯罪、刑事手続きの現状
4 司法通訳人に法律知識は必要ないのか?
5 イメージの違い、厳密な通訳に必要なこと
6 グローバル化する社会と司法、司法通訳の能力向上のために必要なもの
著者等紹介
小林裕子[コバヤシヤスコ]
北海道札幌市生まれ。明海大学外国語学部教授。最高裁判所法廷通訳人候補者名簿登載、法テラス司法通訳人、埼玉県弁護士会通訳人。青山学院大学非常勤講師。慶應義塾大学法学部政治学科卒業。法学修士(北海学園大学大学院法学研究科法律学専攻)。札幌地方検察庁通訳、在札幌米国総領事館通訳を経て2008年より明海大学在職。尾崎行雄記念財団咢堂塾第10期生。英検1級。国連英検特A級。通訳案内士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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