出版社内容情報
▼なぜ、南方日本軍兵士の復員への道のりは遠かったのか?
抑留や強制労働の実態は、イギリス、オランダ、オーストラリア、アメリカなど各国軍の管轄下で異なっていた。
それはなぜだったのか?
▼シベリア抑留の実に2倍の120万人が関わりながら、未だ謎の多い東南アジアでの日本軍兵士の抑留と復員。
これまで個人史のかたちで広く伝えられてきたその実態は、
近年旧連合国の資料公開が進むなかで、全体像が明らかになってきた。
▼本書は、最新史料をもとに、抑留の実態と当時の国際関係が抑留・強制労働・復員に及ぼした影響を解き明かしていく。
内容説明
抑留と現地での強制労働―復員をめぐる、旧連合国の思惑と米英の駆け引きとは?当時の一次史料から、未だ謎の多い南方日本軍兵士の抑留・強制労働・復員の全体像を明らかにする一冊。
目次
序章 抑留・復員問題にどう向きあうか
第1章 ビルマ・タイ・マレー・シンガポールでの抑留と復員―イギリス軍管轄下
第2章 インドネシアでの抑留と復員―オランダ軍管轄下
第3章 東部ニューギニア・豪北での抑留と復員―オーストラリア軍管轄下
第4章 フィリピンでの抑留と復員―アメリカ軍管轄下
終章 双方向からとらえた抑留・復員・帰還
著者等紹介
増田弘[マスダヒロシ]
立正大学名誉教授、前東洋英和女学院大学教授、平和祈念展示資料館名誉館長。1947年生まれ。慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程修了。法学博士。専門分野:日本政治外交史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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nnpusnsn1945
Toska
onepei
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侍の笛1吋