南方からの帰還―日本軍兵士の抑留と復員

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南方からの帰還―日本軍兵士の抑留と復員

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  • サイズ B6判/ページ数 262p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784766426090
  • NDC分類 210.75
  • Cコード C0021

出版社内容情報

▼なぜ、南方日本軍兵士の復員への道のりは遠かったのか?

抑留や強制労働の実態は、イギリス、オランダ、オーストラリア、アメリカなど各国軍の管轄下で異なっていた。

それはなぜだったのか?



▼シベリア抑留の実に2倍の120万人が関わりながら、未だ謎の多い東南アジアでの日本軍兵士の抑留と復員。

これまで個人史のかたちで広く伝えられてきたその実態は、

近年旧連合国の資料公開が進むなかで、全体像が明らかになってきた。



▼本書は、最新史料をもとに、抑留の実態と当時の国際関係が抑留・強制労働・復員に及ぼした影響を解き明かしていく。

内容説明

抑留と現地での強制労働―復員をめぐる、旧連合国の思惑と米英の駆け引きとは?当時の一次史料から、未だ謎の多い南方日本軍兵士の抑留・強制労働・復員の全体像を明らかにする一冊。

目次

序章 抑留・復員問題にどう向きあうか
第1章 ビルマ・タイ・マレー・シンガポールでの抑留と復員―イギリス軍管轄下
第2章 インドネシアでの抑留と復員―オランダ軍管轄下
第3章 東部ニューギニア・豪北での抑留と復員―オーストラリア軍管轄下
第4章 フィリピンでの抑留と復員―アメリカ軍管轄下
終章 双方向からとらえた抑留・復員・帰還

著者等紹介

増田弘[マスダヒロシ]
立正大学名誉教授、前東洋英和女学院大学教授、平和祈念展示資料館名誉館長。1947年生まれ。慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程修了。法学博士。専門分野:日本政治外交史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nnpusnsn1945

42
田中宏巳氏の研究と重複する部分はあるが、南方(ビルマ、タイ、マレー、シンガポール、インドネシア、東部ニューギニア、フィリピン)における日本軍将兵の抑留、復員について取り扱っている。シベリア抑留よりきつくはないと思われがちだが、実は捕虜の担当に当たった地域や連合国、作戦地域ごとに差があり、待遇が劣悪であったり戦犯裁判が多い等の事情もあった。また、植民地支配の問題も絡んでおり、著書はインドネシアを除いて失政であったと評している。2022/10/03

Toska

15
南方(東南アジア〜ニューギニア方面)からの引き揚げを取り上げた労作。抑留者の数はシベリアに倍し、最終的な引き揚げは1948年になるまで完了しなかった。また、日本人捕虜に強制労働を課そうとする英蘭と、これに反対する米国との間で深刻な政治対立も生じている。シベリア抑留の悲劇が繰り返し記憶に蘇るのに対し、南方での出来事がよく知られていないのは、冷戦の中で対ソ関係に意識が集中した副産物であろうか。2024/07/16

onepei

6
個人のドラマではなく、各方面での状況が述べられており、方面ごとの差異が明らかになる。欧米の自由主義国による管理といっても、管理する国ごとでその姿勢に違いがあった。2019/12/14

4
南方日本軍兵士の抑留・強制労働・復員の全体像を明らかにする本。120万人の軍人・民間人が戦後ビルマ、インドネシア、ニューギニア、フィリピンなどに抑留され、しかも復員終了まで2年半も要した。英国軍やオランダ軍はジュネーブ協定に基づく「戦争捕虜」ではなく「降伏者」と見なし、日本による捕虜生活の恨みを晴らすべく過酷な労働を強いる。これに対しマッカーサーは国際的義務の履行を求め、英国側に賃金の支払いと復員の圧力をかけ続ける。抑留者は自給自足生活を徹底させ本土の負担を減らす。人間的要素の重要さは各々の思惑に現れる。2019/09/24

侍の笛1吋

2
最近、本を読む気力が無くひさびさに読み終わりました。 終戦時の日本軍捕虜に関する物だとシベリア抑留が良く出ているが、シベリア抑留者が約69万人に対して南方での捕虜は120万人 捕虜を管理する戦勝国イギリス オランダ 米国 米国を除くイギリス オランダはかなり厳しい扱いを受けたようだ。 ただ米国が管理したフィリピンの戦没者はフィリピンに派兵された兵隊の8割 まさに運隊2019/10/01

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