アジア都市の成長戦略―「国の経済発展」の概念を変えるダイナミズム

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アジア都市の成長戦略―「国の経済発展」の概念を変えるダイナミズム

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  • サイズ B6判/ページ数 292p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784766425246
  • NDC分類 318.92
  • Cコード C3033

出版社内容情報

本書は都市発展の基本である「農村から都市への人口流入」「段階的工業化」「経済特区(SEZ)効果」、などを考察する。「都市」の競争が「国の発展」を牽引する



いまや世界の大都市圏トップ10のうち8つまでをアジアの大都市が占めるようになった。本書は都市発展の基本である「農村から都市への人口流入」「段階的工業化」「経済特区(SEZ)効果」に加え、後発国の不利を逆に後発者利得に転化するフロッグリープ成長の現実や、ITスタートアップ企業がグローバル企業に飛躍する深?の都市エコシステムなどを考察する。“都市地経学(ジオ・アーバノミクス)”の視点からアジアを捉え、アジアのこれからを読むユニークな都市経済論。



 ・ 経済成長・発展は、これまで一国単位の成果として把握・認識されて

   きたが、本書は発展のコア(中心)がもはや国ではなく都市レベルと

   なってきているという事実を踏まえ、それを新しいメルクマール(指

   標)として提示する、画期的な一冊。アジアをこの「都市」というア

   ングルから捉え分析することで、アジア論に新しい一石を投じる。



・ 今や世界の大都市圏のトップ10のうち8つまでをアジア地域が占めるよ

  うになった。

  21世紀は「アジアの世紀」といわれるが、アジアはどれほど強く成長し

  ているのだろうか。

  バーナンキ・ショックのあと、しばらく成長が足踏みしていたアジア地

  域だが、昨今では成長環境が厳しくなっているヨーロッパ、南米、アフ

  リカと比較して成長力が回復してきており、日本も再び対アジア・ビジ

  ネスに乗り出そうと動き始めている。 

  いま、世界の中で最も前途が明るいのは、やはりアジアである。



・ 本書はアジア各国の首都のみならず、主要都市が軒並み拡張を続け、

  「国単位」のメルクマールに代わる「都市(地域)単位」の成長・発展

  モデルがアジアで育成されたことを解説する興味深い一冊。

 

・ 本書では、都市発展の基本パターンである

  ◆農村から都市への人口流入、

  ◆段階的工業化、

  ◆郊外へのスプロール(地域拡張)化――などに加え、

  ◆後発国だった不利から逆に「後発者利得」に便乗して発展段階をス

   キップし、一気にステージを上げる“フロッグリープ(蛙跳び)”成長の

   実現、

  ◆先進国企業の対アジア投資が「世界の工場」化の促進のみならず

    内需型工業とサービス産業の成長を促したメカニズム、

  ◆デジタル時代の新しいビジネス拠点として、ITベンチャーが勃興

   する「メガシティ型」経済発展モデルを提示する、など、

  著者独自の視点をふんだんに踏まえる。



・ 上記のような動きは各都市が類似した行動をと…

第1章 アジアの大都市の現況

 1 アジアのメガシティの形成

 2 アジアの都市力

 3 都市と農村――人口移動のモメンタム



第2章 人口移動と大都市圏の形成

 1 人口移動と経済発展

 2 タイ、ベトナムの人口移動

 3 中国の人口移動

 4 国境を越えた人口移動



第3章 中国にみるアジア大都市の成長メカニズム

 1 アジアの都市の成長モデル分析

 2 内需牽引型成長への転換

 3 イノベーション型成長の模索

 4 都市を支える産業、産業を支える都市



第4章 インフラ整備が促すアジア都市経済の高度化

 1 アジア名物?交通渋滞?

 2 都市の生活インフラ

 3 成長を左右するインフラ投資



第5章 都市と産業立地ネットワーク――成長領域の拡大

 1 「経済開発区」の効果

 2 アジアの都市間競争



第6章 アジアの都市とエネルギー・環境

 1 環境と都市生活

 2 都市生活を脅かす環境悪化の弊害

 3 アジア都市のエネルギー戦略



第7章 「都市力」がアジアを牽引する

 1 深?――「新・深?モデル」に注目せよ

 2 ホーチミン――「激動の20世紀」を耐えた民族力

 3 シンガポール――?李王朝?の統治と奇跡の半世紀

 4 ヤンゴン――「複雑系」が抱える潜在力と矛盾

 5 デリー――「アジアの中心」を目指して



 参考文献

後藤 康浩[ゴトウ ヤスヒロ]
著・文・その他

内容説明

いまや世界の大都市圏トップ10のうち8つまでをアジアの大都市が占めるようになった。本書は都市発展の基本である「農村から都市への人口流入」「段階的工業化」「経済特区(SEZ)効果」に加え、後発国の不利を逆に後発者利得に転化するフロッグリープ成長の実現やITスタートアップ企業がグローバル企業に飛躍する深〓(せん)の都市エコシステムなどを考察する。“都市地経学”の視点からアジアを捉え、アジアのこれからを読むユニークな都市経済論。

目次

第1章 アジアの大都市の現況
第2章 人口移動と大都市圏の形成
第3章 中国にみるアジア大都市の成長メカニズム
第4章 インフラ整備が促すアジア都市経済の高度化
第5章 都市と産業立地ネットワーク―成長領域の拡大
第6章 アジアの都市とエネルギー・環境
第7章 「都市力」がアジアを牽引する

著者等紹介

後藤康浩[ゴトウヤスヒロ]
亜細亜大学都市創造学部教授。1958年福岡県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業、豪ボンド大学経営大学修了(MBA取得)。1984年、日本経済新聞社入社。社会部、アラビア語研修(カイロ)を経て、国際部、バーレーン支局・欧州総局(ロンドン)駐在、東京本社産業部、中国総局(北京)駐在。その後、東京本社で編集委員、論説委員、編集局アジア部長等を歴任。2016年同社を退社し、現職に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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こずえ

0
先日でた本。 成長が著しいアジア各国の都市の発展を俯瞰している。 都市工学をやる人間としてはさらっと書いてあって「あーアジア都市の発展ってこんな感じなのね」をつかむ程度にはよい。法・経済学系の人にはアジア都市の発展の概観を都市工学の人ほどの濃密さでなくほどほどでつかむことができるので、難なくインフラ事業に関する知見が深まりおすすめ2018/06/16

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