出版社内容情報
秘伝、公開!
本来備わっている「自己調整力」(自らが整う力)を引き出す方法、「間合い」の全容とは。三人のボディワーク施術者=「間法(まほう)使い」による、数十年の年月をかけた探求が明らかに。
・リラックスできない
・漫然と不調
・朝から疲れている
「からだの力」を取り戻し元気になりたい、すべての人へ届ける智慧とメッセージ。
【目次】
▼1:からだの深みを見つめていたい――片山洋次郎(聞き手: 藤本靖)
近代社会の限界と日本人の身体/息苦しさはどこから来るのか
日本人の胸はなぜ固いのか/「困った…… 」が発動している日本社会
施術は問題を解決するのか/「内臓感覚」と「覚醒状態」を取り戻す方法(他)
▼2:交流するからだ――田畑浩良(聞き手: 藤本靖)
日常生活で「最初の場」をどう探すか/「逃げる」ということ
「イールド」とは何か/体内における情報の伝達とボディワーク
コントロールしない呼吸を迎える/グラウンディングとイールディングの違いとは(他)
▼3:鼎談 空間から身体と感覚を考える――空間身体学宣言
空間の緊張も共鳴する/身体があることで空間が生まれる
動的感覚が流れる空間へ/物理的距離を超えてからだは共鳴する
重力方向と水平方向から身体を考える/根源的な安心感をもたらすもの
――イールド原論/「何も起きないポジション」を探して(他)
内容説明
ただそこに居ること。存在の知覚から拓かれるからだへ。東日本大震災、コロナ禍という不可避の社会変容に対して、「日本人のからだ」はどのように適応/不適応してきたか。高度情報化する社会において、私たちのからだから発せられるSOSとは何か。またそうした不安定な社会において、本来のからだの力を取り戻し、快活に生きていくための方法とは何か。そして最注目の「イールドワーク」の全貌とは。整体、ロルフィング、神経生理学、それぞれを背景とする三人の「間法」使いが「身体と空間」を軸に縦横無尽に語り合う。
目次
1 からだの深みを見つめていたい―片山洋次郎 聞き手・藤本靖(近代社会の限界と日本人の身体;息苦しさはどこから来るのか;日本人の胸はなぜ固いのか ほか)
2 交流するからだ―田畑浩良 聞き手・藤本靖(最初の位置を決める;日常生活で「最初の場」をどう探すか;「逃げる」ということ ほか)
3 鼎談 空間から身体と感覚を考える―空間身体学宣言(空間の緊張も共鳴する;身体があることで空間が生まれる;動的感覚が流れる空間へ ほか)
著者等紹介
片山洋次郎[カタヤマヨウジロウ]
1950年川崎市生まれ。東京大学教養学部中退。身がまま整体気響会を主宰。20歳代半ば、自身の腰痛をきっかけに“整体”に出会う。その後「野口整体」の思想に触発されながら独自の整体法を創り上げる
田畑浩良[タハタヒロヨシ]
1963年生まれ。ロルファーTM。(株)林原生物化学研究所(現ナガセヴィータ株式会社)に勤務した後、米国コロラド州ボールダーに本拠を置くロルフ・インスティテュートでロルファー養成トレーニングに参加し、1998年にロルファーとして認定される。ロルフィングセッションの提供を中心に活動中。クライアントの自発的変容や自己組織化を促す「イールドの技法(Yielding Embodiment Orchestration)」を開発し、その担い手も養成中
藤本靖[フジモトヤスシ]
環境神経学研究所代表、日本身体性学協会会長。長野県立大学大学院客員准教授(神経生理学・ボディワーク)。ボディワーカー。東京大学大学院身体教育学研究科修了。現在は、ボディワーカーとしての活動にくわえて、企業の研究開発事業を受託、自律神経研究をベースとした商品開発などの社会実装にとり組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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Asakura Arata
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