内容説明
「生命」の意味を限りなく広く捉えていく「生命の教養学」。今回の「食べる」の各論は、ローカルとグローバリゼーションとの関係、日本における食の持続可能性とその危機、食文化の生成発展のさまざまな姿、また食と健康をめぐる東西の医学の過去と現在、そして食の未来(革命)を語っていく。
目次
1(「スローフード」運動とは何か;ワインにみるグローバリゼーション)
2(魚はいつまで食べられる?;日本の食料と農業)
3(食から見るイタリア史;食べられるブタ、嫌われるブタ、愛でられるブタ―沖縄のブタ食文化から考える;日本人の食べ方・味わい方から見る日本の文化)
4(東アジアの食餌―消化と健康;生体のエネルギー出納バランスと体重コントロール)
5(「食べる」を「体験する」;発酵食品の神秘)
著者等紹介
赤江雄一[アカエユウイチ]
慶應義塾大学文学部准教授。1971年生まれ。リーズ大学大学院博士課程(Ph.D.)。専門は西洋中世史(宗教史・文化史)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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