知覚と判断の境界線―「知覚の哲学」基本と応用

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知覚と判断の境界線―「知覚の哲学」基本と応用

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  • サイズ B6判/ページ数 237p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784766424263
  • NDC分類 115
  • Cコード C3010

出版社内容情報

最新の「知覚の哲学」から、事物の種類、他者の情動、音の不在、美的性質などの知覚されうる可能性を探る、野心的な試み。この一冊で「知覚の哲学」の全貌がわかる



「知覚の哲学」の基本トピックを整理・紹介しつつ、心理学・認知科学・美学などの知見を交え、「見ることと考えることの境界線」を探る、現代哲学の最先端。



 20世紀はじめにセンスデータ説によって興隆をみせた「知覚の哲学」。一度は忘れ去られたこの領域が一世紀を経て、意識の自然化の問題に注目が集まったことにより、新たに息を吹き返した。

 分析哲学、現象学、心の哲学、美学、認知科学、認識論や存在論を総動員した最新の「知覚の哲学」から、事物の種類、他者の情動、音の不在、美的性質など、一見すると「理解」「判断」されると思われるものが、実は知覚されうる可能性を探る、野心的な試み。

まえがき



序論 見ればわかる?



第1章 知覚可能性の問題

 1 問題の定式化

 2 分析哲学・現象学・経験科学

 3 この問題を問う意義はあるのか

 4 知覚理論から存在論と認識論へ



第2章 知覚の哲学の基本

 1 幻覚論法とセンスデータ説

 2 直接実在論としての表象説

 3 現象的性格と透明性

 4 その他の基本事項――関係説・概念主義



第3章 種性質の知覚

 1 知覚とカテゴライズ

 2 本物と偽物は見分けられない

 3 知覚学習と現象的対比



第4章 他者の情動の知覚

 1 素朴心理学

 2 現象学的事実と知覚メカニズム

 3 典型的な知覚とのアナロジー



第5章 不在の知覚

 1 無音の不可能性

 2 音の隙間を聴く

 3 不在知覚説からの応答

 4 高次モード知覚説(1)



第6章 美的性質の知覚

 1 シブリーの知覚的証明

 2 高次モード知覚説(2)

 3 美的性質の実在論が抱える問題

 4 反実在論と知覚のモード



第7章 知覚の存在論と認識論

 1 知覚のモードと傾向性実在論

 2 現象的性格に基づく正当化



結論 何がわかったか?



 あとがき



 文献一覧

 索引

源河 亨[ゲンカ トオル]
源河 亨
1985年生まれ。2015年、慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。博士(哲学)。現在、日本学術振興会特別研究員PD(東京大学)、慶應義塾大学非常勤講師。専門は、心の哲学、分析美学。翻訳に、ウィリアム・フィッシュ『知覚の哲学入門』(勁草書房、2014年、共訳)、ジェシー・プリンツ『はらわたが煮えくりかえる』(勁草書房、2016年)など。著作に、小熊正久・清塚邦彦(編著)『画像と知覚の哲学――現象学と分析哲学からの接近』(東信堂、2015年、共著)など。

内容説明

20世紀はじめにセンスデータ説によって興隆をみせた「知覚の哲学」。一度は忘れ去られたこの領域が一世紀を経て、意識の自然化の問題に注目が集まったことにより、新たに息を吹き返した。分析哲学、現象学、心の哲学、美学、認知科学、認識論や存在論を総動員した最新の「知覚の哲学」から、事物の種類、他者の情動、音の不在、美的性質など、一見すると「理解」「判断」されると思われるものが、実は知覚されうる可能性を探る。

目次

序論 見ればわかる?
第1章 知覚可能性の問題
第2章 知覚の哲学の基本
第3章 種性質の知覚
第4章 他者の情動の知覚
第5章 不在の知覚
第6章 美的性質の知覚
第7章 知覚の存在論と認識論
結論 何がわかったか?

著者等紹介

源河亨[ゲンカトオル]
1985年生まれ。2015年、慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。博士(哲学)。現在、日本学術振興会特別研究員PD(東京大学)、慶應義塾大学非常勤講師。専門は、心の哲学、分析美学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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知覚の哲学 基本 応用 理解 判断対象も知覚? 高次モード知覚説 物 モード ゲシュタルト 全体論特徴 高次性質 知覚可能性議論 低次性質vs高次性質 知覚 判断 境界線どこ 錯覚 知覚 思考区別 無意識推論 知覚 意識自然化 クオリア 懐疑論 幻覚論法 共通要素原理 知覚 幻覚 センスデータ 心的な知覚対象 知覚経験 概念的 非概念的 現象学 他者情動把握 付帯現前 見えぬ裏側予期 音の不在知覚 音脈 美的性質 知覚か評価 知覚体制化 知識経験影響 高次モード説 存在 認識課題 知覚 判断 境界線引けず2017/07/16

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