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出版社内容情報
視覚障害をもつ子どもの特性や心理を踏まえ乳幼児期から学校教育を経て社会的自立まで発達段階に合わせた養育・指導上の配慮を解説。▼視覚障害を正しく理解し、視覚障害教育の基本を得る!
視覚に障害をもつ子どもの特性や心理を踏まえ、乳幼児期から学校教育を経て社会的自立に至るまで、発達段階に合わせた養育・指導上の配慮を解説。
教員はもとより、保護者やボランティアにとっても必読の書。
<b>第1章 眼の機能と視覚障害</b>
1 視覚障害の概要
2 視覚機構と視覚障害
3 視機能の検査
(1)視力の検査
(2)視力以外の視機能の検査
4 視覚障害児童生徒の実態
(1)主な眼疾患
(2)視力別比率
(3)小・中学校等の通常の学級に在籍する弱視児童生徒の実態
<b>第2章 視覚障害教育のあゆみ</b>
1 明治期から昭和初期までの視覚障害教育
(1)視覚障害教育の先駆
(2)近代視覚障害教育の成立
(3)明治期から昭和初期にかけての盲学校の増設と発展
(4)日本訓盲点字の完成と普及
(5)職業教育の変遷
2 戦後における視覚障害教育
(1)判別基準と教育措置
(2)対象児童生徒の実態
(3)教育課程の変遷
(4)教科書等の刊行
(5)弱視教育
(6)重複障害教育
(7)職業教育の充実
3 特別支援教育に向けて
<b>第3章 特別支援教育と視覚障害教育</b>
1 特殊教育から特別支援教育へ
2 障害者の権利に関する条約の批准とインクルーシブ教育
3 特別支援教育と視覚障害教育
4 視覚障害特別支援学校(盲学校)に期待されるセンター的機能への
取り組みと課題
(1)求められるセンター的機能
(2)求められるセンターとしての主な機能
(3)視覚障害特別支援学校(盲学校)の抱える問題
5 諸外国における盲学校等のセンター的機能
<b>第4章 視覚障害児童生徒の教育と就学支援</b>
1 視覚に障害がある児童生徒と学校教育
2 現実的な対応の実態と問題点
3 視覚障害教育の場の状況
(1)視覚障害特別支援学校(盲学校)の概要
(2)弱視特別支援学級の概要など
<b>第5章 教育課程と指導法</b>
1 教育課程と指導計画の作成
(1)教育課程と指導計画
(2)特別支援学校の教育課程の基準の特色
(3)重複障害児に対する指導計画作成
2 盲児に対する指導内容・方法等
(1)点字の指導
(2)空間概念の指導
(3)漢字・漢語の指導
(4)ことばと事物・事象の対応関係の指導
(5)運動・動作を伴う指導
(6)盲児に対する指導上の配慮
3 弱視児に対する指導上の配慮
(1)弱視児の理解
(2)弱視児指導の基本
ア.視覚によって明確に認識させるための方策(外的条件整備)
イ.視覚認知能力を高める方策(内的条件整備)
ウ.弱視という状態の理解を促す方策
エ.精神的負担軽減のための方策
(3)弱視児と文字の選択
<b>第6章 自立活動の基本と指導</b>
1 自立活動の本質と性格
(1)自立活動の位置づけと本質
(2)自立のとらえ方
(3)改善・克服すべき障害のとらえ方
2 学習指導要領に示されている内容と具体的指導事項
(1)障害種別や学部を越えて共通の内容を示している意図
(2)具体的な指導事項の選定
(3)教科と自立活動との関係
(4)自立活動のL字構造
3 個別の指導計画作成の課題
(1)指導の充実に直結する個別の指導計画
(2)個別の指導計画作成のシステム
(3)具体的で達成可能な目標の設定
(4)共通の概念に裏づけられた言語の使用
4 視覚障害児童生徒に対する自立活動の指導
(1)空間に関する情報の障害
(2)情報障害改善の手だて
(3)核になる体験の重視
(4)自立活動の中心的な指導内容
(5)具体的指導内容をとらえる観点
<b>第7章 視覚障害児のための教材・教具</b>
1 教科書
(1)点字教科書
(2)拡大教科書
2 補償機器
(1)点字を書き表すための器具
(2)凸図等を書き表すための器具
(3)凸教材
(4)計算のための器具
(5)作図のための器具
(6)感覚を代行する器具
(7)視覚を補助する器具
(8)歩行を補助する器具等
(9)情報機器
<b>第8章 乳幼児期における支援</b>
1 0歳からの早期支援
(1)早期支援の場
(2)両親への支援
(3)早期の発達と育児への配慮
2 幼児期の支援の内容と配慮点
(1)基本的生活習慣
(2)人・物・環境との対応
(3)弱視幼児に対する特別の支援
(4)保護者への対応
3 幼稚部における教育の基本
(1)幼稚部における教育の特性
(2)視覚障害児のための保育環境の整備
(3)保育の実際
4 幼稚園や保育所等に通う視覚障害児への援助
<b>第9章 視覚障害者の職業</b>
1 視覚障害特別支援学校(盲学校)における職業教育
2 視覚障害特別支援学校(盲学校)以外の施設における職業教育・訓
練
3 視覚障害者が従事する、その他の職種
4 視覚障害者の職業における諸問題
5 視覚障害者の職業の課題
<b>第10章 視覚障害と福祉</b>
視覚障害児(者)に関わる主な福祉制度
(1)手帳
(2)各種手当
(3)年金等
(4)税金の減免
(5)日常生活の援助
(6)医療費の援助
(7)各種料金の割引
<b>視覚障害教育に関わる基礎的文献</b>
索 引
香川 邦生[カガワ クニオ]
香川 邦生
視覚・触覚情報支援教育研究所主宰。
1940年生まれ。広島大学教育学部卒業。
国・公立学校教諭、文部省初等中等教育局特殊教育課教科調査官、筑波大学教授、健康科学大学教授などを経て現職。
著書『小・中学校における視力の弱い子どもの学習支援』(共編著、教育出版、2009年)、『特別支援教育コーディネーターの役割と連携の実際』(共編著、教育出版、2012年)、『障害のある子どもの認知と動作の基礎支援』(教育出版、2013年)、『我が国における弱視教育の展開』(編著、あずさ書店、2013年)、『分かりやすい「自立活動」領域の捉え方と実践』(教育出版、2015年)など。
猪平 眞理[イノヒラ マリ]
猪平 眞理
宮城教育大学名誉教授。全国視覚障害早期教育研究会主宰。
1947年生まれ。お茶の水女子大学家政学部児童学科卒業。
筑波大学附属盲学校教諭、宮城教育大学教育学部教授などを経て現職。
著書等『特別支援教育への招待』(共著、教育出版、2005年)、『特別支援教育支援員ハンドブック』(共著、日本文化科学社、2010年)、ビデオシリーズ「視覚障害乳幼児の支援 第1?4集」(監修、全国視覚障害早期教育研究会、2005?2013年)など。
大内 進[オオウチ ススム]
大内 進
独立行政法人国立特別支援教育総合研究所名誉所員、客員研究員。
手と目でみる教材ライブラリーを運営。
1949年生まれ。筑波大学大学院教育学研究科修士課程修了。
筑波大学附属盲学校教諭、独立行政法人国立特別支援教育総合研究所上席総括研究員などを経て現職。
著書『小・中学校における視力の弱い子どもの学習支援』(共著、教育出版、2009年)、『特別支援教育コーディネーターの役割と連携の実際』(共著、教育出版、2012年)、『我が国における弱視教育の展開』(共著、あずさ書店、2013年)、『ルイ・ブライユ(学習まんが人物館)』(監修、小学館、2016年)など。
牟田口 辰己[ムタグチ タツミ]
牟田口 辰己
広島大学大学院教育学研究科特別支援教育学講座教授。
1952年生まれ。筑波大学大学院教育学研究科修士課程修了。
筑波大学附属盲学校教諭などを経て現職。
著書『歩行指導の手引』(共著、慶應通信、1985年)など。
内容説明
視覚障害を正しく理解し、視覚障害教育の基本を得る!視覚に障害をもつ子どもの特性や心理を踏まえ、乳幼児期から学校教育を経て社会的自立に至るまで、発達段階に合わせた養育・指導上の配慮を解説。
目次
第1章 眼の機能と視覚障害
第2章 視覚障害教育のあゆみ
第3章 特別支援教育と視覚障害教育
第4章 視覚障害児童生徒の教育と就学支援
第5章 教育課程と指導法
第6章 自立活動の基本と指導
第7章 視覚障害児のための教材・教具
第8章 乳幼児期における支援
第9章 視覚障害者の職業
第10章 視覚障害と福祉
視覚障害教育に関わる基礎的文献
著者等紹介
香川邦生[カガワクニオ]
視覚・触覚情報支援教育研究所主宰。1940年生まれ。広島大学教育学部卒業。国・公立学校教諭、文部省初等中等教育局特殊教育課教科調査官、筑波大学教授、健康科学大学教授などを経て現職
猪平眞理[イノヒラマリ]
宮城教育大学名誉教授。全国視覚障害早期教育研究会主宰。1947年生まれ。お茶の水女子大学家政学部児童学科卒業。筑波大学附属盲学校教諭、宮城教育大学教育学部教授などを経て現職
大内進[オオウチススム]
独立行政法人国立特別支援教育総合研究所名誉所員、客員研究員。手と目でみる教材ライブラリーを運営。1949年生まれ。筑波大学大学院教育学研究科修士課程修了。筑波大学附属盲学校教諭、独立行政法人国立特別支援教育総合研究所上席総括研究員などを経て現職
牟田口辰己[ムタグチタツミ]
広島大学大学院教育学研究科特別支援教育学講座教授。1952年生まれ。筑波大学大学院教育学研究科修士課程修了。筑波大学附属盲学校教諭などを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。