政治思想史入門

個数:
  • ポイントキャンペーン

政治思想史入門

  • 提携先に2冊在庫がございます。(2024年04月28日 10時09分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 381,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784766423365
  • NDC分類 311.2
  • Cコード C3031

出版社内容情報

古代ギリシア、プラトンから近代までの思想家の理論や学説に言及し、政治思想の多様な観念とそれらの歴史的展開について論じる。

▼ホメロスからルソーまで
批判的思考を鍛える新しいテキスト

古代ギリシア、プラトンから近代までのさまざまな思想家の理論や学説に言及し、政治思想の多様な観念とそれらの歴史的展開について論じる。

まえがき
序論

<b>第一章 主題と方法</b>
 一 はじめに
 二 社会科学の特徴 ―― 自然科学との違い
 三 政治のフィクション性
 四 ヒュームのオピニオン論と理性観
 五 正当性(レジティマシー)の問題
 六 ファクト論
 七 政治思想史の方法論
 八 四つのカテゴリー
 ―― 「コスモス」、「運命」、「時間」、「法」
  「コスモス」
  「運命」
  「時間」
  「法」

<b>第二章 古代ギリシアの思想状況</b>
 一 神話世界から民主政治へ
  運命と人間
  デモクラシーのエートス
  古代のデモクラシー
  ミュトスとロゴス
  古代ギリシアの「時間」
  アテナイにおける政治の理論
  “what is”、“what seems”、“what matters”
 二 悲劇詩人
  ギリシア悲劇とアテナイ
  アイスキュロス『縛られたプロメテウス』
  ソフォクレス『オイディプス王』
  アイスキュロスのオレステイア三部作
  ソフォクレス『アンティゴネー』
 三 トゥキュディデス
 四 ソフィスト

<b>第三章 プラトン</b>
 一 知の探究者プラトン
 二 対話篇の意義
 三 プラトンの政治理論
  正義論
  哲人統治論 ―― 教育論、政体論
 四 プラトンのコスモス論 ―― 運命、理性、自由
 五 プラトンの思想の運命
  ナチズムとプラトン
  “what seems”の混乱
  “what is”の不在

<b>第四章 アリストテレス</b>
 一 万学の祖アリストテレス
 二 プラトンとの相似と相違
 三 アリストテレスの政体論
 四 アリストテレスの自然観
 五 アリストテレスの政治思想
  アリストテレスのプラトン批判 ―― ロゴスの多元性
  運命との対峙
  法と時間
  観照的な活動
 六 アリストテレスの思想の運命

<b>第五章 ワープ!</b>
 一 「人民の利益」 ―― 超高速時空旅行(ワープ)の道しるべ
 二 三つのテーゼ
 三 ヘレニズムとストア派
 四 ローマの政治思想とキケロ
  ローマの「運命-徳パラダイム」
  キケロの政治思想
 五 キリスト教と中世
  古代ギリシア・ローマからの価値転換
  キリスト教思想のアンビヴァレンス
 六 アウグスティヌス
 七 トマス・アクィナス
 八 キリスト教思想とローマ法のアンビヴァレンス
  言説による権力の強化
  言説のアンビヴァレンス ―― 権力の絶対化と相対化
  イタリアの都市国家とローマ法

<b>第六章 マキアヴェリ</b>
 一 梟雄か共和主義の英雄か ―― マキアヴェリの多面性
 二 『君主論』と『ディスコルシ』
 三 マキアヴェリの“what is”、“what seems”、“what matters”
 四 人文主義の伝統
 五 人文主義の運命論
 六 君主の「ヴィルトゥ」 ―― 『君主論』
 七 人民の「ヴィルトゥ」 ―― 『ディスコルシ』
 八 マキアヴェリと宗教

<b>第七章 ホッブス</b>
 一 百年の混乱とホッブスの野心
 二 近代国家の諸要素
 三 ホッブスの科学的世界観
 四 ホッブスの自然観
 五 自然状態からの脱却 ―― 自然法・信約・時間
 六 ホッブスの代表理論
 七 ホッブスの自由論
 八 ホッブスのイデオロギー的試み

<b>第八章 ロック</b>
 一 革新的にして敬虔なるジョン・ロック
 二 ロックの神学的パラダイム
 三 ロックの自然状態と政治社会
 四 ロックに関する仮説の提示 ―― 批判的思考のサンプル
 五 『統治二論』の検証
 六 ロックにおける約束・時間・自由 ―― ホッブスとの対話

<b>第九章 ルソー</b>
 一 稀代の人気者の理想と現実
 二 『学問芸術論』と『人間不平等起原論』
 三 『社会契約論』
  政治的権威の正当性
  一般意思と強制的自由
  立法者
  なぜ抵抗権は不要なのか
  独裁官
 四 徳と人間性の両立
 五 ルソーにおける時間・約束・自然法

<b>第一〇章 その後</b>
 一 フランス革命 ―― 人民主権を求めた苦闘の果て
  人権宣言
  一七九一年憲法
  ジャコバン派の台頭
  Moral transformation の合理的および非合理的試み
  デモクラシーのアポリア
 二 現代のデモクラシー
  コスモスの多元化
  現在主義
  デモクラシーのために


あとがき
索引 巻末

【著者紹介】
堤林 剣
1966年生まれ。1989年慶應義塾大学経済学部卒業、1996年ケンブリッジ大学Ph.D取得。現在、慶應義塾大学法学部政治学科教授。専攻は近代政治思想史、フランス自由主義思想。主要著作に、『コンスタンの思想世界 ―― アンビヴァレンスのなかの自由・政治・完成可能性』(創文社、2009年)、「コンスタン ―― 立憲主義の基礎づけを求めて」宇野重規編『岩波講座 政治哲学3 近代の変容』(岩波書店、2014年)、「ルソーと東アジアのデモクラシーの未来」『法学研究』(85巻6号、2012年)、“Nineteenth Century French Liberalism: Its Belated Victory and New Challenges”, <i>Keio Journal of Politics</i>, no. 13, 2008、「ケンブリッジ・パラダイムの批判的継承の可能性に関する一考察(一・二)『法学研究』(72巻11号、73巻3号、1999―2000年)、「自由のパラドックス ―― ルソー・コンスタン・バーリン」…

内容説明

ホメロスからルソーまで、批判的思考を鍛える新しいテキスト。古代ギリシア、プラトンから近代までのさまざまな思想家の理論や学説に言及し、政治思想の多様な観念とそれらの歴史的展開について論じる。

目次

序論
第1章 主題と方法
第2章 古代ギリシアの思想状況
第3章 プラトン
第4章 アリストテレス
第5章 ワープ!
第6章 マキアヴェリ
第7章 ホッブス
第8章 ロック
第9章 ルソー
第10章 その後

著者等紹介

堤林剣[ツツミバヤシケン]
1966年生まれ。1989年慶應義塾大学経済学部卒業、1996年ケンブリッジ大学Ph.D取得。現在、慶應義塾大学法学部政治学科教授。専攻は近代政治思想史、フランス自由主義思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミカド

1
ヨーロッパ政治思想史の教科書。中世の部分が簡略された記述になっているが古代ギリシアからルソー、フランス革命後の政治思想まで満遍なく著者独特のリズムで叙述されており当該分野の基本的な部分を俯瞰するには丁度良い。本書の特徴としては、その註の多さであろう。特に読まなくても本文を理解するのを妨げないが、今後読み進めていくための指針となるためおすすめです。2021/02/05

kuro

0
脚注が充実していて教科書としてかなり読み応えがあった。脚注にあった参考文献もチェックしながらまた再読したい。2020/06/01

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/10918608
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。