慶應義塾大学三田哲学会叢書<br> 何が進学格差を作るのか―社会階層研究の立場から

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慶應義塾大学三田哲学会叢書
何が進学格差を作るのか―社会階層研究の立場から

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  • サイズ B40判/ページ数 106p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784766421675
  • NDC分類 371.3
  • Cコード C0336

出版社内容情報

世代的に繰り返される「負の連鎖」について、これまでの学説・実証研究を比較検討し、日本社会における適合モデルを模索する。

世代的に繰り返される学歴再生産は階級が作り出すのか。
文化資本論、相対的リスク回避説、トラッキング説、地位達成モデルなど、ライバル説を比較する。


<b>慶應義塾大学三田哲学会叢書</b>
三田哲学会は創立100年を機に、専門的な研究成果を「生きられる知」として伝え、公共の中に行き渡らせる媒体として本叢書の発刊を企図した。
シリーズ名は、ars incognita アルス インコグニタ。
ラテン語で「未知の技法」を意味する。
単なる知識の獲得ではなく、新たな「生きる技法としての知」を作り出すという精神を表現している。

はじめに―― 出身家庭背景と教育格差
 1. 出身階層と貧困による格差
 2. 格差発生源としての出身階級・階層

?T―― 進学移行と機会格差
 1. 進学・学歴の機会格差
 2. 移行モデル
 3. 進学移行と進学格差
 4. 経済状態による進学格差
 5. 家族的特徴による進学格差
 6. 親の職業による進学格差

?U―― 出身家庭背景から進学格差までのメカニズム
 1. ウィスコンシン・モデル
 2. 文化資本論
 3. 相対的リスク回避説
 4. トラッキング説
 5. 諸説の混在

?V―― 進学格差の分析
 1. 進学移行とトラック
 2. 有力説のモデル化
 3. 進学のモデル比較
 4. 推定された変数効果
 5. 直接的影響力の比較
 6. トラッキングによる媒介関係

?W―― 媒介メカニズム
 1. 学業成績と進学意欲の分析
 2. 進学分岐までの媒介メカニズム
 3. 有力説の経験的適合
 4. 意欲・成績・トラッキング

おわりに―― さらなる疑問

 文献

【著者紹介】
鹿又 伸夫
1954年生。慶應義塾大学文学部教授。
1984年、慶應義塾大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。博士 (行動科学)。専門は社会階層と社会移動、比較社会学。主な著書に『機会と結果の不平等―世代間移動と所得・資産格差―』 (ミネルヴァ書房、2001年)、『質的比較分析』 (共編著、ミネルヴァ書房、2001年) ほか。

内容説明

世代的に繰り返される学歴再生産は階級が作り出すのか。文化資本論、相対的リスク回避説、トラッキング説、地位達成モデルなど、ライバル説を比較する。

目次

はじめに 出身家庭背景と教育格差
1 進学移行と機会格差
2 出身家庭背景から進学格差までのメカニズム
3 進学格差の分析
4 媒介メカニズム
おわりに さらなる疑問

著者等紹介

鹿又伸夫[カノマタノブオ]
1954年生。慶應義塾大学文学部教授。1984年、慶應義塾大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。博士(行動科学)。専門は社会階層と社会移動、比較社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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壱萬参仟縁

23
文化資本論:文化資本を構成概念とし、格差と階級再生産を説明。階級再生産:親子2世代間で職業階級が同じになること(11頁)。文化資本が成績に媒介されて進学、学歴格差に帰結するメカニズムを強調。文化資本は制度化された文化資本・客体化された文化資本・身体化された文化資本(ハビトゥス)にわけられる。学歴は制度化された文化資本で、親の学歴は親の職業よりも成績と学歴に対して強い影響をおよぼす(39頁)。他、トラッキング説もあるらしい。2016/01/26

Toshi_S s2

2
相対的貧困の増加やOECD諸国のなかで教育への公的支出がきわめて少ないことなどを背景として、日本でも学歴格差や進学格差について注目されるようになってきた。本書では進学格差を生む諸説が紹介され、そのどれが実際のデータと適合しているのかが検討されている。結論は、進学格差の発生源として重要なのは成績と意欲で、出身家庭の特徴にもとづく格差はそれらと比べて必ずしも大きくないというものである。2015/11/12

a

1
意欲と高校がすごく影響するが、さまざまな要素がある。2020/03/28

taasa

1
男子だと社会階層論が成り立ってない。親の階層はどうゆう経路で子供の学歴につながるのか。重要な他者を考えなかったのは大きな失敗だと思う。2016/07/08

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