国民の司法参加と刑事法学

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  • サイズ A5判/ページ数 486p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784766421156
  • NDC分類 327.67
  • Cコード C3032

出版社内容情報

本書は司法制度改革において裁判員制度導入検討の中心メンバーであった平良木登規男教授による論文集。刑事司法全般の問題も扱う。

刑事裁判への国民参加の意義を問いなおす。

▼ドイツ参審制度の先駆的研究を皮きりに、国民の刑事裁判への参加は何のために、どのようになされるべきかを考究した著作を中心とする論文群が遂に集成。

▼裁判員制度開始以来、刑事裁判に対する関心は高い。本書は、司法制度改革において、裁判員制度導入検討の中心メンバーであった平良木登規男教授による論文集。待望されつつも未だ刊行がなされていなかった平良木教授の研究を集成し、裁判員裁判制度の本質論はもちろん、刑事司法制度全般に横たわる諸問題をも取り扱う論文集が遂に刊行!

第一部 参審制度と裁判員制度

第一章 参審制度について
 第一節 ドイツにおける参審制度の沿革
 第二節 ドイツにおける参審制度の現在
 第三節 日独の刑事司法
 第四節 参審制度導入をめぐる問題点

第二章 裁判員制度について
 第一節 裁判員制度の問題点
 第二節 裁判員制度と刑事手続
 第三節 当事者主義と予断排除
 第四節 刑事裁判の充実・迅速化と新たな準備手続(公判前整理手続)
 第五節 裁判員裁判における評決について
 第六節 裁判員裁判の合憲性


第二部 刑事法の諸問題

第一章 実体法
 第一節 交通事故における過失について
 第二節 共謀共同正犯について
   第一款 学説を中心に
   第二款 ドイツ判例実務を中心に
 第三節 没収について
     ――麻薬新条約、とくに利益没収理解のために――
 第四節 環境分野における刑事規制

第二章 手続法
 第一節 組織犯罪対策における手続法的問題点
 第二節 通信傍受法について
     ――将来発生する犯罪についての捜査との関連において――
 第三節 再審公判手続をめぐる諸問題

【著者紹介】
平良木 登規男
1942年生まれ。慶應義塾大学名誉教授。大東文化大学大学院法務研究科特任教授。法学博士(慶應義塾大学)。
慶應義塾大学法学部法律学科卒業、同大学院法学研究科公法学専攻修士課程修了。東京、仙台等の各地方裁判所判事補・判事、裁判所書記官研修所(現・裁判所職員総合研修所)教官、札幌高等裁判所判事、慶應義塾大学法学部助教授、同教授、同大学院法務研究科教授、同委員長、大東文化大学大学院法務研究科教授、同委員長を経て現職。司法試験第二次試験考査委員(刑事訴訟法)(1999~2005年)、司法制度改革推進本部・裁判員制度・刑事検討会及び公的弁護制度検討会委員(2002~2004年)、法科大学院協会理事(2004~2007年)、文部科学省中央教育審議会法科大学院特別委員会委員(2005~2007年)などを歴任。
著書に、『刑事控訴審』(成文堂、1990年)、『捜査法〔第2版〕』(成文堂、2000年)、『刑事訴訟法?T』(成文堂、2009年)、『刑事訴訟法?U』(成文堂、2010年)ほか。

内容説明

刑事裁判への国民参加の意義を問いなおす。ドイツ参審制度の先駆的研究を皮きりに、国民の刑事裁判への参加は何のために、どのようになされるべきかを考究した著作を中心とする論文群が遂に集成。

目次

第1部 参審制度と裁判員制度(参審制度について;裁判員制度について)
第2部 刑事法の諸問題(実体法;手続法)

著者等紹介

平良木登規男[ヒララギトキオ]
1942年生まれ。慶應義塾大学名誉教授。大東文化大学大学院法務研究科特任教授。法学博士(慶應義塾大学)。慶應義塾大学法学部法律学科卒業、同大学院法学研究科公法学専攻修士課程修了。東京、仙台等の各地方裁判所判事補・判事、裁判所書記官研修所(現・裁判所職員総合研修所)教官、札幌高等裁判所判事、慶應義塾大学法学部助教授、同教授、同大学院法務研究科教授、同委員長、大東文化大学大学院法務研究科教授、同委員長を経て現職。司法試験第二次試験考査委員(刑事訴訟法)(1999~2005年)、司法制度改革推進本部・裁判員制度・刑事検討会及び公的弁護制度検討会委員(2002~2004年)、法科大学院協会理事(2004~2007年)、文部科学省中央教育審議会法科大学院特別委員会委員(2005~2007年)などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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