出版社内容情報
最大の問題でありながら建設的・生産的な議論が行われていないことに対して、第一線の法律家たちが制度の存廃等を冷静に議論する。
▼人の生命を奪う刑罰について問う
▼わが国の死刑制度のあり方について、どのように考えるべきか、また今後どうしていくべきか?
▼最大の問題でありながら建設的・生産的な議論が行われない。この閉塞状況を打開し相互の理解を深めるため、第一線の法律家たちが制度の存廃と今後のあり方をめぐる冷静な議論を積み重ねる。
序 章 いま死刑制度とそのあり方を考える(井田 良)
第2章 死刑存廃論における一つの視点(高橋 則夫)
―応報的正義(Retributive Justice)から修復的正義
(Restorative Justice)へ
第3章 日本の死刑制度について考える(椎橋 隆幸)
第4章 わが国の死刑適用基準について(原田 國男)
第5章 死刑制度(フランツ・シュトレング)
―ドイツの視点からの考察
第8章 ドイツの無期刑と「責任重大性条項」(小池 信太郎)
第7章 ドイツにおける被害者支援活動(ぺトラ・ホーン)
第8章 被害者支援と死刑(太田 達也)
【著者紹介】
井田 良
1956年生まれ。慶應義塾大学大学院法務研究科教授。法学博士(ケルン大学)。名誉法学博士(ザールラント大学、エアランゲン大学)。日本学術会議会員、最高裁判所司法修習委員会幹事、日本刑法学会理事などを務める。2006年にフィリップ・フランツ・フォン・ジーボルト賞、2009年にオイゲン・ウント・イルゼ・ザイボルト賞を受賞。編著書として、『刑法総論の理論構造』(成文堂、2005年)、『変革の時代における理論刑法学』(慶應義塾大学出版会、2007年)、『講義刑法学・総論』(有斐閣、2008年)、『新基本法コンメンタール刑法』(編著、日本評論社、2012年)、『刑法各論(第2版)』(弘文堂、2013年)、『基礎から学ぶ刑事法(第5版)』(有斐閣、2013年)ほかがある。
内容説明
人の生命を奪う刑罰について問う。最大の問題でありながら建設的・生産的な議論が行われないこの閉塞状況を打開し相互の理解を深めるため、第一線の法律家たちが制度の存廃と今後のあり方をめぐる冷静な議論を積み重ねる。
目次
序章 いま死刑制度とそのあり方を考える
第2章 死刑存廃論における一つの視点―応報的正義(Retributive Justice)から修復的正義(Restorative Justice)へ
第3章 日本の死刑制度について考える
第4章 わが国の死刑適用基準について
第5章 死刑制度―ドイツの視点からの考察
第6章 ドイツの無期刑と「責任重大性条項」―立法・判例の動向を中心に
第7章 ドイツにおける被害者支援活動
第8章 被害者支援と死刑
著者等紹介
井田良[イダマコト]
1956年生まれ。慶應義塾大学大学院法務研究科教授。法学博士(ケルン大学)。名誉法学博士(ザールラント大学、エアランゲン大学)。日本学術会議会員、最高裁判所司法修習委員会幹事、日本刑法学会理事などを務める。2006年にフィリップ・フランツ・フォン・ジーボルト賞、2009年にオイゲン・ウント・イルゼ・ザイボルト賞を受賞
太田達也[オオタタツヤ]
1964年生まれ。慶應義塾大学法学部教授。日本被害者学会理事、日本犯罪社会学会理事、日本更生保護学会理事、最高検察庁刑事政策専門委員会参与、法務省矯正局矯正に関する政策研究会委員、法務省研究評価検討委員会委員などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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