東アジア研究所講座<br> アジアの「核」と私たち―フクシマを見つめながら

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東アジア研究所講座
アジアの「核」と私たち―フクシマを見つめながら

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  • サイズ B6判/ページ数 343p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784766420937
  • NDC分類 319.8
  • Cコード C0031

出版社内容情報

核兵器拡散や原子力発電所の増加など、アジア諸国における「核」の利用を「フクシマ」の教訓や影響という視点から多角的に考察する。

▼「平和利用」と「軍事利用」の線引きは可能なのか? 
▼世界で唯一の被爆国を襲った「フクシマ」は、いまわれわれに「核」の意味を再考するよう迫っている。

核兵器の拡散や原子力発電所の建設増加など、アジア諸国における「核」の利用を、「フクシマ」の教訓や影響という視点から多角的に考察するとともに、私たちが今後どのように「核」と向き合うべきかを考える手がかりを提供する。

まえがき アジアの「核」と私たち――フクシマを見つめながら
高橋 伸夫

日本における核の「平和利用」論の展開  布川 弘
 はじめに――「フクシマ」から学ぶもの /
 1 放射能汚染への関心の低さと核武装の可能性 /
 2 「平和利用」論の展開 /
 おわりに

韓国から見たフクシマと「核」――震災報道と原発への再認識
福井 讓
 はじめに /
 1 「フクシマ」はどのように伝えられたか /
 2 「フクシマ」はどのように捉えられるようになったか /
 3 「フクシマ」がどのような影響を与えたのか /
 おわりに――韓国にとって「フクシマ」とは何か

朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の「核」をどう考えるか
福原 裕二
 はじめに /
 1 北朝鮮に対する「理解」 /
 2 核兵器開発の背景 /
 3 葛藤 /
 依存構造の変化 /
 4 核兵器開発の焦点 /
 5 強盛大国建設と先軍政治路線 /
 結びに寄せて

中国の「核」――原爆実験成功と原子力の「平和利用」再考
飯塚 央子
 はじめに /
 1 核実験成功への道程 /
 2 軍事最優先から「軍用保証優先」へ /
 3 フクシマからの考察 /
 おわりに

原子力大国として台頭する中国――急成長の背景とリスク  堀井 伸浩
 はじめに /
 1 中国で進むエネルギー構造転換――石炭依存は低下方向へ /
 2 中国における原子力導入の背景――市場競争力の向上 /
 3 中国における原子力導入推進に関わる政策(福島原発事故以前) /
 4 福島原発事故を受けた対応とその評価 /
 おわりに――「隣の原子力大国」中国に対し、我が国はどう対応すべき
 か

パキスタンにおける核開発の展開と行方――原発事故報道がもたらしたもの  近藤 高史
 はじめに /
 1 印パ対立と核開発 /
 2 1998年核実験の背景 /
 3 核実験後のパキスタン /
 4 印パ両国の核武装の影響 /
 5 「フクシマ」はどう伝えられたか /
 おわりに

イラン「核開発」疑惑の背景と展開――冷徹な現実の諸相を見据えて  吉村 慎太郎
 はじめに /
 1 「核開発」疑惑の諸前提 /
 2 「核開発」疑惑をめぐる問題の諸層――交渉から国際的緊張化への
   道程 /
 3 「フクシマ」後の現段階 / おわりに

アラブの春とイスラエルの核  宇野 昌樹
 はじめに――中東とフクシマの接点 /
 1 アラブの「春」 /
 2 イスラエルの核 /
 おわりに――フクシマをいかに教訓化するか

ロシアの原子力産業と核兵器生産技術の遺産  角田 安正
 はじめに /
 1 国策としての原子力産業の振興 /
 2 原子力発電に対する世界的な需要の増大 /
 3 供給面におけるロシア原子力産業の強み――核兵器生産技術の遺
   産 /
 結論に代えて――好調に見えるロシア原子力産業をどのように評価する
 か

核兵器と原子力発電の時代を超えて  小沼 通二
 はじめに /
 1 核兵器と原発の時代 /
 2 核兵器と原発の時代を超えて /
 おわりに


執筆者紹介

【著者紹介】
高橋 伸夫
慶應義塾大学法学部教授・東アジア研究所所長 現代中国政治史
1960年生まれ、慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。法学博士。
主要著作に『党と農民――中国農民革命の再検討』(研文出版、2006年)など。

目次

日本における核の「平和利用」論の展開
韓国から見たフクシマと「核」―震災報道と原発への再認識
朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の「核」をどう考えるか
中国の「核」―原爆実験成功と原子力の「平和利用」再考
原子力大国として台頭する中国―急成長の背景とリスク
パキスタンにおける核開発の展開と行方―原発事故報道がもたらしたもの
イラン「核開発」疑惑の背景と展開―冷徹な現実の諸相を見据えて
アラブの春とイスラエルの核
ロシアの原子力産業と核兵器生産技術の遺産
核兵器と原子力発電の時代を超えて

著者等紹介

高橋伸夫[タカハシノブオ]
慶應義塾大学法学部教授・東アジア研究所所長。現代中国政治史。1960年生まれ。慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。法学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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かじやん0514

0
非常に勉強になった。国際原子力ムラをどう打破するかはもっとよく勉強しないといけないなと痛感した。が、論文ごとに出来不出来のムラが激しい気がする。2014/05/05

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