目次
第1章 幼稚舎理科100年の歴史(幼稚舎理科の黎明期―明治7年~明治43年;幼稚舎理科の創設期―明治44年~大正14年 ほか)
第2章 幼稚舎理科の特徴的カリキュラム(幼稚舎理科に流れるフィロソフィー;各学年の特徴的カリキュラム ほか)
第3章 幼稚舎理科の新しい取り組み(サイエンスミュージアムの構築;サイエンスミュージアムの紹介 ほか)
第4章 幼稚舎出身の科学者たち(近藤信一;槇文彦 ほか)
感想・レビュー
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よしたけ
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現役慶應幼稚舎理科教師が、基幹科目理科を科目誕生100周年を記念し回顧分析。福澤提唱の実学(課題探索、分析、結論出しを自らの力で行う)習得に最重要とされ「直接経験重視と採集理科」を理念とするが、歴代教諭にどう育まれたか、授業内容等を粒に紹介考察。名物授業カエル解剖の工程や生徒反応(「なぜ食べないのに殺すの?」→「得た知識を脳の栄養にする」と教える)や、ポップコーン用いたユニークな授業(ポップコーンが膨らみ軽くなる工程つうじ水蒸気やコーンの内部構造を学ぶ)など印象的。同校の歴史や行事、施設紹介なども充実。2022/06/20