内容説明
人々が住み慣れた地域で、親しい人々に囲まれながら、充実した医療・ケアを享受できる社会、それが本書の提案する「地域包括ケア」システムである。本書は、社会保障・税一体改革、多職種協働体制の確立と人材育成、中央地方・官民の連携のあり方など重要課題を考察し、高齢社会・日本の新たな姿を描く。
目次
第1部 日本の人口動態と社会保障への影響(人口構造と世帯構成の変化;医療・介護サービスへの影響 ほか)
第2部 社会保障・税一体改革と地域包括ケア(医療・介護制度の展開と社会保障・税一体改革;地域包括ケアにおける自助、互助、共助、公助の関係 ほか)
第3部 各サービス供給の現状と諸課題(在宅医療の現状・理念・課題;介護予防とリハビリテーションの現状と課題 ほか)
第4部 財源/利用者負担からみた持続可能性(2025年の医療・介護費用試算と高齢者世帯の家計;都道府県別推計年金可処分所得からみた医療・介護の負担能力)
第5部 地域包括ケアの先行事例(民間・行政のコラボレーションによる地域包括ケア―住まいと連続的ケアの連携事例;長寿社会のまちづくりプロジェクト―千葉県柏市豊四季台地域の事例 ほか)
著者等紹介
西村周三[ニシムラシュウゾウ]
国立社会保障・人口問題研究所所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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