内容説明
世界の第一線で活躍するデザイナーやアーティストが、さらなる未知の領域へ挑む。
目次
1 デザイン/エンジニアリング(プロトタイピング・ラボ;デザインで社会を動かす)
2 アート/メディア(二十一世紀音楽の誕生;自伝的ドキュメンタリーと絵画における「自己」と国民)
3 コミュニティ/ファブリケーション(野生の試行―つくりかたをつくるために;ファッションデザインから考える;「ふつうの人」デザイン)
4 アーキテクチャ/リアリティ(素材化するコンピュータ;水平思考を垂直思考する;「リアル」のデザイン―HCIからHABIメディアへ)
おわりに 「デザイン言語」から「X‐DESIGN」へ
著者等紹介
山中俊治[ヤマナカシュンジ]
慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科教授
脇田玲[ワキタアキラ]
慶應義塾大学環境情報学部准教授
田中浩也[タナカヒロヤ]
慶應義塾大学環境情報学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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伊藤駿汰
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SFCでデザインを学ぶとは何なのか。僕に適応させるなら、「数字」で議論する経営陣と、「エモさ」で議論するデザイナー、エンジニア達の橋渡し役になりたい。ピクサーのエドも言っていたが、 経営陣の数字の圧力でデザイナー達の初期アイデアが潰されることが多い。これを防ぎたい。違う領域の人達が共に創り上げる環境を提供したい。2017/09/27
n_kurita
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ちょっと自分が求めている内容とは違いました。X-Designという教科プログラムに携わる先生がた(様々な肩書きを持った著名人)の執筆です。内容的には、学科でどんなことをやっているかだったり、先生自身の作られたプロダクトについてだったり、プロダクトの上で大切にされているご自身の哲学についてがメインでしょうか。勉強になる話が多いかと思いますが、そもそもX-Design が何なのか知らずに読み始めた自分がいけなかったのかな。もうちょっと哲学的思想について掘り下げて読みたかったという印象です。2014/04/09
KakeruA
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慶応大学SFC教授、講師らによる論考集。SFC学生だけでなく、デザインや建築を学ぶ初学者らが手にとっていい内容。それぞれが実践的研究をしていることもあり、浅く広くコンテンツを取り扱っているため参考文献を読みあさることをおすすめする。2013/10/17