シェイクスピアとエンブレム―人文主義の文化的基層

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  • サイズ A5判/ページ数 313p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784766419160
  • NDC分類 932
  • Cコード C3070

内容説明

モットー、図像、詩文から成る“物語る絵”エンブレムがシェイクスピア作品に与えた「視覚的想像力」を読解する、ルネサンス期エンブレム表象研究の決定版。

目次

第1章 エンブレムの成立―その起源と特質
第2章 英国におけるエンブレムの受容
第3章 エンブレムのシェイクスピア作品への応用
第4章 『ヴィーナスとアドニス』とオルフェウス神話
第5章 『ルークリースの陵辱』における蜂とその巣に関するエンブレム
第6章 『リチャード二世』の凡庸な悲劇―“運命”と“機会”、そして“力量”
第7章 『ハムレット』における“機会”―運命と良心をめぐって

著者等紹介

松田美作子[マツダミサコ]
国際基督教大学教養学部卒、日本女子大学大学院文学研究科博士課程満期終了退学。英国ウェールズ大学大学院卒(M.Phil)。現在、成城大学文芸学部准教授。Society for Emblem Studies日本支部代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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viola

7
まず、表紙がステキです♪最近ひたすら論文ばかりだったので、ちょっと久しぶりの専門書。2章あたりはなくても良かったんじゃないかな、という気がしますが、シェイクスピアのエンブレムに関しては興味深い。意図的に詩を多めにしたようで、ヴィーナスとアドニス、ルークルース凌辱(ここが一番面白い)、リチャード二世、ハムレットとかなり面白いチョイス。エリザベス朝文学で、初めて「機会」の「前髪」を用いたのはなんとロバート・グリーンであったというのが衝撃!2012/06/25

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