内容説明
中国における一党支配は続くのか?市場経済化やグローバル化に柔軟に対応してきた共産党とは、どの様な集団か。社会の変容に適応してきた権力構造と、「党国体制」の現実を多面的に描き出す野心作。
目次
第1部 党国体制の制度設計(中国共産党の憲政―活動の法制度化と領導の法制度化;中国共産党の武装力―法制度化する党軍関係;中国共産党の組織的適応―党と新興の社会経済エリート)
第2部 社会の要求と党国体制の対応、適応(党国体制と農村問題―税費改革を事例に;党国体制と労働問題―社会主義市場経済期を中心に;党国体制と民族問題―チベット・ウイグル問題を事例に;党国体制と宗教問題―カトリック教会を事例に;党国体制とマクロ経済運営―2008年金融危機前後を事例として;党国体制と情報社会―インターネット規制を事例に)
著者等紹介
加茂具樹[カモトモキ]
慶應義塾大学総合政策学部准教授兼政策・メディア研究科委員。1972年生まれ。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科博士課程修了、博士(政策・メディア)
小嶋華津子[コジマカズコ]
筑波大学人文社会系准教授。1970年生まれ。慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学、博士(法学)
星野昌裕[ホシノマサヒロ]
南山大学総合政策学部准教授。1969年生まれ。慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学、博士(法学)
武内宏樹[タケウチヒロキ]
サザンメソジスト大学政治学部アシスタント・プロフェッサー。1973年生まれ。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)博士課程修了、博士(政治学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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