内容説明
「アクセシビリティ」の技術の啓蒙・普及に大きく貢献した、米国の全盲の科学者の自叙伝。障害のある若者やその家族へのアドバイスと提案が満ちています。
目次
第1部 教育と経歴(相反する期待;家族の歴史 ほか)
第2部 見えないことの影響(盲への適応;認知の違い ほか)
第3部 自分自身の成長(リクリエーション;メインストリーミング ほか)
第4部 珍しい体験(盲についてよく知らない人の、盲の人への反応;立候補者 ほか)
第5部 半生を振り返って(意欲の源と成功の要素;見えない生活を楽しむ ほか)
著者等紹介
スキャッデン,ローレンス[スキャッデン,ローレンス][Scadden,Lawrence]
1939年アメリカ・カリフォルニア生まれ。5歳のときに事故で失明。レッドランド大学卒業。パシフィック大学大学院で博士号取得。IT機器のアクセシビリティ技術の開発、啓蒙に大きく貢献する。米国リハビリテーション法508条策定の中心的人物。政府の要職など長年務め、現在は情報機器のアクセシビリティのコンサルタントを行なう。博士の業績をたたえ、「障害のある生徒のための科学教育に卓越した教員へのローレス・スキャッデン年間賞」が1999年に設けられた
岡本明[オカモトアキラ]
1944年旧満州国生まれ。慶應義塾大学工学部卒業。工学博士、社会福祉士。(株)リコー勤務、筑波技術大学教授を経て、名誉教授。認知工学、福祉工学に関心をもつ。ヒューマンインタフェース学会、電子情報通信学会ほかに所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。