内容説明
洋の東西を問わず、「書」の収集に知的好奇心の発露を見出した人々がいる。彼らの蔵書の数々からみえてくるものとは―。蔵書家の人物像とその蔵書の体系や資料的価値、現状など、その知的世界を探求する10編の論考集。
目次
在塾の諸文庫
藤原道長の漢籍蒐集
藤原頼長の学問と蔵書
蔵書家大内政弘をめぐって
慶應義塾図書館渡辺刀水文庫について
マリー・アントワネットの伝記と資料―アルネトとツヴァイク
「書物狂」リチャード・ヒーバーとその蔵書
ブリットウェル・コート蔵書の構築とその後
赤木文庫・横山重について
Derek Brewer旧蔵「神話学」コレクション
著者等紹介
佐藤道生[サトウミチオ]
慶應義塾大学文学部教授(日本漢学・中日比較文学)。1955年生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科国文学専攻博士課程単位取得退学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。