内容説明
西洋の啓蒙思想を自在に駆使して、日本を近代化へと牽引した福澤の思想的源泉を実証的に考究する。ハーヴァード燕京研究所の碩学による待望の福澤論。
目次
序論
第1章 スコットランド啓蒙と文明の諸段階
第2章 アメリカの地理教科書
第3章 ジョン・ヒル・バートンの『政治経済学』
第4章 発明、進歩の原動力
第5章 『文明論之概略』
省察
著者等紹介
クレイグ,アルバート・M.[クレイグ,アルバートM.][Craig,Albert M.]
1927年生まれ。1949年、ノースウェスタン大学卒業(哲学専攻)、フルブライト奨学金でストラスブール大学にて経済史を研究。1951‐53年、京都大学に在学。1953年、ハーヴァード大学院に入学、1959年、博士号を取得。博士論文執筆中、マサチューセッツ大学アマースト校で教鞭を執った後、1959年よりハーヴァードで研究と教育に携わる。その間、訪問教授として京都大学、東京大学、慶應義塾大学に招かれた。東アジア研究センター准所長、ライシャワー研究所所長、HEAL博士教育プログラム議長、ハーヴァード・燕京研究所所長(1976‐1987)を歴任
足立康[アダチヤスシ]
1936年東京生まれ。慶應義塾大学文学部英文科卒業、同大学院、テキサス大学大学院修了。義塾大学経済学部助手などを経て、青山学院女子短期大学名誉教授。専門は、アメリカ史
梅津順一[ウメツジュンイチ]
1947年山形県生まれ。国際基督教大学卒業。東京大学大学院経済学研究科修了。経済学博士。放送大学助教授などを経て、青山学院大学総合文化政策学部教授。専門は、比較経済史、比較文明論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。