内容説明
バブルの発生から崩壊、その後のデフレとその克服への対応。1980年代からの四半世紀日本経済の動向と経済政策を、様々な視点から点検・評価する。わが国を代表する研究者、官民エコノミストの総力を結集し貴重な反省・教訓を後世に伝える画期的研究シリーズ。
目次
不良債権と金融危機
地価変動に翻弄された日本経済
土地税制と地価の変動
銀行破綻と監督行政
借り手企業の破綻法制と銀行危機
銀行の経営悪化と破綻処理
生命保険会社の経営悪化
公的資金投入をめぐる政治過程―住専処理から竹中プランまで
不良債権処理政策の経緯と論点
長期不況と金融政策・為替レート・銀行信用
バランスシートの毀損と実物経済―1990年代以降の日本経済の実証分析
不良債権で失われた資本と算出
バブルとアジアの資本移動変化
著者等紹介
池尾和人[イケオカズヒト]
慶應義塾大学経済学部教授。京都大学経済学部卒業、慶應義塾大学経済学部助教授などを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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