内容説明
第六巻では、一四八五年にヘンリー七世がイングランド王として即位し一六〇三年にエリザベス一世が亡くなるまでのテューダー朝時代のブリテン諸島諸地域をあつかう。この時代のブリテン諸島は、文化面ではルネサンスが開花し、宗教面では宗教改革を経験し、さらに政治面では二人の王が三つの王国を治めることになり、イングランドと、ウェールズ、アイルランド、スコットランドの政治的関係や、それぞれの「国の民」としての認識に変化が生じた。このブリテン諸島の変革の時代を、政治・経済・社会・文化・宗教などの多角的視点から描き出す。
目次
第1章 経済と社会
第2章 権力の限界―イングランド王権とブリテン諸島
第3章 宗教の変化
第4章 君主制と助言制度―国家の諸形態
第5章 ブリテンにおけるルネサンス
第6章 ブリテン、ヨーロッパ、世界
著者等紹介
コリンソン,パトリック[コリンソン,パトリック][Collinson,Patrick]
ケンブリッジ大学近代史欽定講座の名誉教授、現在トリニティ・カレッジのフェロー。それ以前にシドニー大学、ケント大学(ケンブリッジ)、シェフィールド大学の教授職を歴任している。また、英国学士院ならびにオーストラリア学士院のフェローでもある。業績は16世紀の宗教、社会、政治史など多岐にわたっている
鶴島博和[ツルシマヒロカズ]
FSA、FRHistS。熊本大学教授
井内太郎[イナイタロウ]
広島大学大学院文学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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viola
Daisuke HIROSE