内容説明
イングランド一国史観を超えて、ブリテン諸島諸地域の構造的関係を視野に、政治、経済、社会、文化の変容を描く画期的通史。ローマ帝国撤退後、キリスト教が急速に拡大するポスト・ローマ期。本書第二巻では、ローマ帝国がブリテン島の支配を放棄し、アイルランドを含むブリテン諸島の民族・政治地図が大きく書き換えられていった五~八世紀末の時代を取り上げる。島嶼に存在していたあらゆるくにの民と王国、改宗のプロセス、芸術・文字文化の発展、文化と社会のあいだの相互作用について多角的に描く。
目次
第1章 王国と民を俯瞰する
第2章 社会、共同体、アイデンティティ
第3章 キリスト教への改宗
第4章 権威ある美術
第5章 ラテン語と現地語―二言語テキスト文化の創造
第6章 テキストと社会
著者等紹介
チャールズ=エドワーズ,トマス[チャールズエドワーズ,トマス][Charles‐Edwards,Thomas]
ケンブリッジ大学ジーザス・カレッジケルト学教授
鶴島博和[ツルシマヒロカズ]
FSA,FRHistrS.熊本大学教授
常見信代[ツネミノブヨ]
北海学園大学人文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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