出版社内容情報
バルセロナの魅力の源泉を歴史に辿る。城壁に囲まれた中世都市から、現在見られるような近代都市へと変貌を遂げる19世紀後半のバルセロナの様子を、碁盤目状の都市プラン、1888年に開催された万国博覧会、後にバルセロナを象徴することになるガウディを始めとするモデルニスモ建築群や、「四匹の猫」に代表される芸術運動、またそれらの活動に資金提供をするブルジョア貴族層など、様々な視点から考察する。
内容説明
中世都市から近代都市へと生まれ変わる19世紀末のバルセロナを、都市計画、万博、芸術運動など様々な現象から読み解く。
目次
序章 都市空間の変貌
第1章 都市拡張の夢―イルダフォンス・サルダー(一八一五‐七六)の理想とバルセロナ
第2章 インディアーノスとバルセロナの都市化
第3章 バルセロナ万国博覧会
第4章 カタルーニャ・ムダルニズマ―その建築家たちとパトロンの系譜(ガウディとグエイを中心に)
第5章 ラモン・カザスの絵画空間
第6章 「四匹の猫」―バルセロナ前衛芸術運動の諸相
著者等紹介
山道佳子[ヤマミチヨシコ]
慶應義塾大学文学部准教授
八嶋由香利[ヤシマユカリ]
慶應義塾大学経済学部准教授
鳥居徳敏[トリイトクトシ]
神奈川大学経営学部教授
木下亮[キノシタアキラ]
昭和女子大学大学院生活機構研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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