オランダ医事刑法の展開―安楽死・妊娠中絶・臓器移植

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  • サイズ A5判/ページ数 199p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784766415568
  • NDC分類 498.12
  • Cコード C3032

内容説明

安楽死、人工妊娠中絶、臓器移植。医事刑法における最先端の現状とは。緩和的鎮静、安楽死等審査法をはじめとした安楽死問題、人工妊娠中絶、重度障害胎児・新生児に関わる終末期の決定、そして臓器提供法など、オランダにおける医事刑法の最新の現状、議論、判例等を紹介しながら、今後の医事刑法の発展を探求する。

目次

第1章 オランダにおける安楽死論議の展開
第2章 オランダにおける緩和的鎮静と安楽死
第3章 オランダの要請に基づく生命終結および自殺幇助(審査手続)法採択から5年を経て
第4章 オランダにおける人工妊娠中絶
第5章 オランダ刑法における後期妊娠中絶
第6章 オランダにおける重度障害胎児および新生児に関する終末期の決定
第7章 オランダの臓器提供法に関する最近の展開

著者等紹介

タック,ペーター[タック,ペーター][Tak,Peter J.P.]
オランダ、ラードバウド・ナイメーヘン大学法学部教授。1944年生まれ。法学博士(ティルブルグ大学)

甲斐克則[カイカツノリ]
早稲田大学大学院法務研究科教授。1954年生まれ。九州大学大学院法学研究科博士課程単位取得。法学博士。日本刑法学会理事。日本医事法学会理事。日本生命倫理学会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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たろーたん

1
安楽死を最初に適法にした国としてオランダが紹介されるが、刑法理論的には少し間違っている。オランダでも、要請に基づく生命終結は今なお犯罪であるが「相当の注意(6つの基準として要請が任意、改善の見込みなし、情報提供、青邨可能な選択肢がない、他の医師にも相談、注意を払ってやる)」を順守していれば刑事責任が免れる(責任阻却)か、刑事訴追を免れる(処罰阻却)のであり、決して法律で適法にされた訳ではない。2022/11/10

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