内容説明
これからの日本の教育はどうあるべきか、日本はどんな国として生きていくべきなのかを問う必要がある。今考え、そして行動することが重要である。
目次
第1章 日本の進路と教育の課題
第2章 グローバル時代の教育
第3章 これからの初等中等教育
第4章 学校は何のためにあるのか?
第5章 大学で何を学ぶか?
第6章 グローバル時代の知恵
第7章 語力教育とは何か?
著者等紹介
安西祐一郎[アンザイユウイチロウ]
慶應義塾長。1946年生まれ。1974年慶應義塾大学大学院工学研究科博士課程修了、工学博士。1971年同大学工学部助手、76年カーネギーメロン大学心理学科・コンピュータ科学科博士研究員、81年同大学人文社会学部客員助教授、85年北海道大学文学部行動科学科助教授等を経て、88年慶應義塾大学理工学部電気工学科教授、89年同大学院理工学研究科計算機科学専攻教授。90年マギル大学医学教育センター客員教授。93~2001年慶應義塾大学理工学部長、2001年より現職。現在、日本私立大学連盟会長、日本私立大学団体連合会会長、全私学連合代表、中央教育審議会大学分科会会長、教育再生懇談会座長、環太平洋大学協会会長等。日本学術会議会員。紫綬褒章(情報学)、フランス教育功労章コマンドゥール等受章。エコール・サントラール・ドゥ・ナント名誉博士。情報処理学会会長、日本認知科学会会長等を歴任。専門は認知科学・情報科学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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壱萬参仟縁
40
5周年記念に、本書をレビュー致します。2冊目の更新です。なぜ、日本では、グローバル人材と喧しいか? 安西先生の影響が大きいと思う。英語も国語もしっかりと、というのが持論のようである。280頁など参照。読みやすい文体であるが、内容は容赦しない。学問に妥協のない慶應だからこそ、その姿勢は一貫している。鈴木孝夫先生は、通訳案内士のような英語と国語の学び方を提起されているが、一挙両得を狙うのが安西先生である。何を読んだらいいのか? わからない人は、本書がその道しるべとなることは確実である。2017/03/31