内容説明
エズラ・パウンドに発見され、ノーベル文学賞候補にもなった後期の代表的な詩集を網羅。
目次
第三の神話(猪;十月;正月三日;デッサン;雪の日;六月の朝;旅の一日;二人は歩いた;元旦;春の日;自伝;しゆんらん;あかざ;茶色の旅行;夏の日;内海;はるののげし;プレリュード;呪文;人間の没落について;より巧みなる者へ;弓;神話;阿修羅王のために;蘭;スカーフ;ジューピテル;第三の神話)
失われた時
豊饒の女神(どこかで;大和路;女の野原;季節の言葉;二月;豊穣の女神;薔薇;この庭へ;鴬;黄金の毛抜き;あざみの衣;桃;九月;最終講義)
えてるにたす(菜園の妖術;音;えてるにたす)
宝石の眠り(コップの黄昏;イタリア;イタリア紀行;ローマの休日;写真;くるみの木;椀;きこり;茄子;坂;まさかり;記憶のために;すもも;エピック;崖の午後;バーの瞑想;雲のふるさと;宝石の眠り)
著者等紹介
新倉俊一[ニイクラトシカズ]
1930年生まれ。慶應義塾大学卒。フルブライト留学生としてミネソタ大学大学院に留学。明治学院大学名誉教授。西脇順三郎の全集や定本全詩集のテキストの校訂をはじめ、英詩集の翻訳に携わる。著訳書に『詩人たちの世紀―西脇順三郎とエズラ・パウンド』(みすず書房、ロゲンドルフ賞)、『評伝 西脇順三郎』(慶應義塾大学出版会、和辻哲郎文化賞、山本健吉文学賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。