出版社内容情報
コーポレート・ガバナンスに関する新しい企業理論の提示を試みる論考。あわせて、日本のトップ企業2社のケーススタディと上場企業を対象としたアンケート調査により、企業の運営方法と企業統治についての現状と動向を分析する。
内容説明
新しい企業理論の構築に向けて。新古典派、新制度学派における企業理論を踏まえつつ、人的資産を存立の基盤とする現代の企業に適合すべき企業理論を追求する。補論として、日本の上場企業のコーポレート・ガバナンスの実態を探る克明なアンケート調査を付す。
目次
本論(序;現代企業とコーポレート・ガバナンス;企業理論におけるコーポレート・ガバナンスの視座;不完備契約論と株主主権;現代企業における「アクセス」と「調停ヒエラルキー」;新しい企業理論とコーポレート・ガバナンス;結論にかえて)
補論 ケース研究とアンケート調査(ケースおよびアンケート調査結果の概要;ケースおよびアンケート調査結果の分析;集計結果)
著者等紹介
渡辺智子[ワタナベトモコ]
慶應義塾大学商学研究科博士課程修了。博士(商学)。慶應義塾大学准訪問研究員(商学部)。専攻は企業理論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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