京都議定書をめぐる国際交渉―COP3以降の交渉経緯

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  • サイズ A5判/ページ数 265p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784766412857
  • NDC分類 451.35
  • Cコード C3031

内容説明

「京都議定書」が締結されるまでの外交交渉に直接携わった当時の環境省担当官による交渉経緯レビュー。京都議定書から離脱したアメリカや、排出抑制の自主的約束する拒否し先進国による途上国支援義務の履行を強く求める途上国、先進国の国内排出削減を重視し吸収源や京都メカニズムには抜け穴になるとして厳しい姿勢を示したEUなどが主導権争いを行うなかで、COP3議長国として京都議定書の早期発効をめざして、実施・運用ルールの合意形成を主導した日本の外交交渉を描く。「京都議定書」全文、交渉経緯年表、京都議定書関連用語集、その他合意文書など、関連資料も充実。

目次

第1章 京都会議以後―「ブエノスアイレス行動計画」の合意(主要交渉プレーヤー;前期(1998年7月まで)における国際的検討
後期(1998年10月までに)における国際的検討
COP4における交渉
まとめ)
第2章 解けなかった多次元方程式―運用ルール交渉の難航(主要交渉プレーヤー;主要国の基本スタンス ほか)
第3章 米国の離脱と歴史的合意―「ボン合意」に向けた国際交渉(主要交渉プレーヤー;ブッシュ政権の発足と京都議定書離脱;COP再開会合に向けて―京都議定書の危機;COP6再開会合―歴史的合意)
第4章 政治的合意の法文化に向けて―「マラケシュ合意」への最終交渉(主要交渉プレーヤー;ボン合意後の課題;COP7―「マラケシェ合意」に向けて;京都議定書の締結)
第5章 吸収源に関する交渉経緯(COP3における吸収源に関する交渉(1997年12月)
地球温暖化対策推進大綱の決定(1998年10月) ほか)

著者等紹介

浜中裕徳[ハマナカヒロノリ]
慶應義塾大学環境情報学部教授(元環境省地球環境審議官)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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